政権発足前なのに、自民党から伝えられるマイナス情報に対して
もっと長期に待て、いや是々非々で言うべきはそのつど言うべきだ、
と主張が二分されています。拙ブログは後者です。
言うべきだという理由は、かなり細密に旧稿に書いたつもりです。予め
反論のあることも、その内容も予見できるので、それに対する
回答も前もって述べていますので、もし拙稿に対して異存ある場合は
とりあえず精読してからお願いします。
読み捨てなら斜め読みで構わないのですが、今回はかなり細部にまで
神経を張り巡らしての論ですので反論ある場合は精読してからにしてください。
なお反論はご自身の言葉でお願いします。
先稿で博士の独り言さんに対して、自身の意見を表明するに
他者の文章の貼付けは不当であること指摘していますので、理由に
関してはそこをお読みください。(単なる資料・情報としての貼付けは
忌避しません)
さて拙いブログで、安倍自民を支持すると同時に批判もおさおさ
怠らぬのは、端的に言えば安倍氏も自民党も「信用していない」からに
他なりません。信じぬか信じられるか、そこが考え方のまず
分かれ目でしょう。全託して、参院選まで待つという姿勢の方には
なぜそこまで信頼出来るのか根拠をお示し願いたいと思っています。
信じられぬ理由なら、たくさんあります。安倍さん個人に関しては
折りに触れ批判という形で述べて来ていますが、煩瑣になるので
反復しません。同じく、大変いい政策であったものにも、ここでは
敢えて触れません。こちらが、安倍自民のマイナス点を数え上げながらも
なお、支持者でいることの理由はむろん、失点と得点と秤にかけて
得点が上回ることと、他に選ぶべき政党がないからです(人に関しては安倍さんがとりわけベストとは思っていません)
自民党がひとつの戦略としてある方法を取りつつある、という
主張を否定はしません。あり得る話ではありますが、仮にそうだとして
方法論が公明正大ではない、ということは旧稿で触れたので
これも繰り返しません。
本日はなぜ自民党を信じられぬのかという、いくつもある理由を
全て述べては膨大に過ぎますので、その中から
在日の人達への処遇に焦点を絞って取り上げます。それはまさしく長期政権にあった自民党が積み重ねてきた負の歴史から現在に至る、驚くべき在日優遇策に
なっているわけです。優遇のあれこれも、すでに旧稿で繰り返し
述べて来たことなので、リピートはしません。資料に高山正之氏の
一文を拝借しながら「在日犯罪者がなぜ国外追放されないのか」に
触れてみます。(高山氏の文章を拝借するのは自らの論の
代替としてではなく、ひとつの資料としての提示なので誤解なきよう)
週刊新潮最新号に載った高山氏の文章は末尾だけ引用して
前半部は大きく割愛していますので、前段は箇条書きの
要約にて。
▷中国抗日の英雄(山東省)、張学良の20万人兵士はたった1万の関東軍に
叩きのめされ愛妾20人を引き連れて欧州に逃げた。(中国人は知らされてない)
▷済南事件。昭和3年、蒋介石軍が日本人居留地を襲って日本人44人を強姦殺生した。
「頭と顔の皮を生きたまま削がれ、両眼をえぐられ、陰茎は切除、腹も割かれ内蔵が引きずり出された」
「顔から腹部にかけ皮膚を削ぎ、顔や乳房などに刺傷、肋骨骨折。陰部に約30センチの木片を突き立てられた」(24歳日本女性の検視書)
▷日本側はその酸鼻に新聞掲載を禁じる。
▷しかし江沢民はこのときの写真を並べて「日軍の蛮行」と説明する。
▷その山東省から林帳華(20)が来日、三重大の学生になった。
▷その張が累犯窃盗で起訴され裁判官は懲役にすべきところ、罰金だけにした。
▷外国人は懲役1年以上か、売春、薬物で捕まれば即刻退去だが支那朝鮮人に甘い裁判官が罰金の温床判決にしたため、次の犯罪、強盗殺人が起こる。
▷彼を含め日本にいる中国人は必ずナイフを持つ。
▷「目が合った日本人」を叩きのめした別の支那人は、包丁で耳を削ぎ落した。
▷犯罪外国人はさっさと国外追放にすればいいのに、なぜかできない。
▷累犯でも国外追放にならない理由を警視庁の広報課も答えない。
以上の文脈から次の文章へと続きます。
・・・こうなった背景は分かる。「カイロ宣言」だ。「朝鮮人を奴隷にした」というカイロ宣言のデマだ。
在日はこれ幸いと「奴隷にされた償い」を要求して少々のことでは国外追放にならない特権、特別永住権を手にした。
特権を更に海部俊樹が拡大し、殺人犯でも追放しないと盧泰愚に約束した。
支那がそれに便乗を企み、外務省も乗り気と聞く。
外国人犯罪に目をつむり、海部式軟弱外交で北京、ソウルにばかり譲歩した自民党が帰って来る。
反省の印にまず「犯罪者は国外追放」の例外を取り消し、留学生30万人計画を直ちに廃せ。済南を日本に持ち込むことはない。(高山正之氏・週刊新潮12月27日号『変見自在』より一部抜粋)
高山正之氏が愛国の優れた論者であるのは言わずもがなでしょうが「北京、ソウルにばかり譲歩した自民党が帰ってくる」と書かれた意味は自明かと思います。要するに
中韓への軟弱外交路線が再開されることへの懸念ですね。それが30万人奨学留学生受け入れ反対へと文脈が連なる。高山氏もこちらに誤解がなければ自民党支持だと思いますが、間接データしかありません。それはともかく拙ブログでは、この案に加え現行憲法への改悪部分にも言及しておきたいと思います。(ちなみに改正論には強く賛成の立場です)
www.jimin.jp/policy/pamphlet/pdf/kenpou_qa.pdf
20条 第二十条 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
要するに「政教分離」を明記した条項ですね。ところが自民党案では、これが削除されているのです。代わりに以下の文言が挿入されています。
ただし、社会的儀礼又は習俗的行為の範囲を超えないものについては、この限りでない。
政教分離を打ち出した一文がこんな、曖昧模糊と掴みどころのない文章に変化させられてしまっています。はっきり言えば創価学会・公明党のための削除でしかありませんよね。奨学留学生30万人受け入れは、韓国と中国へのおもねりでしかないし、ひいては公明党のご機嫌が麗しくなる法案です。
さて、過去から現在、こういう政党を全幅信頼して何が行われても黙って参院選まで待てという意見がありますが、まず一国民が、党が何も説明していないというのに党のあれこれ「胸の内」を忖度して、いいほうへ、いいほうへと解釈しつつ、無言でいましょうね、という光景は異常ではないでしょうか?
長きにわたる自民党政権の間、国民はおとなしかったです。自民党と心に決めたら
何をされようと言われようと、黙々と支持を続けて来ました。本当に長きにわたり
愚直なほどの支持者であり続けました。そして、現在のていたらくです。人も党も突然変異はしません。
過去為してきたことを、おおむね辿るのです。多少は懲りているようなので、昔よりは
マシなのかもしれません。
しかしながら留学生30万人やら、憲法から政権分離の条項を抜き取るごときことに
対して口をつぐんでいろとは、これいかに。
いったん、物事が立ち上がり走りはじめたら一気呵成にことは進みますよ?
それまでに国民に周知徹底していなければ、反対の声も束にまとまりません。
自民党に計略有りとするならその可能性も否定しません。その計略を成就させるため
国民がいろいろ、想像推理して支え、いっさいの批判はしないようにというのも
国民側の選択肢の一つではありましょう。立場は尊重します。口をつぐんで
見守り支ればいいと思います。拙ブログでは与しません。基本で安倍さんも
自民党も、野放しにしたらまた旧来の自民党に戻ってしまう懸念を抱いているからです。
むろん、現存する政党の中ではここしか選びようもない、民主党に比べれば月である、
それゆえ支持は今後も続けるという立場においての批判です。
貶めるための「左翼・マスコバッシング」と、変化向上を望むゆえの批判・提言とごっちゃにするほど自民党も、支持者の人々も愚かではないでしょう。
政治家も政党も、日本国をよりよくするためのツールに過ぎません。ツールを全幅に信頼してあたかも信仰者のごとく担ぎ上げ、それに逆らうものは愚か者、工作員扱いで排除というのは、成熟した民のやることではなかろうとは思いますが、その考えを押し付ける気は毛頭ありません。
ただ愛国、売国という構図で民主党と自民党をきっちり建て分ける構図は稚拙です。
境界線は実に曖昧な部分があることは、分かると思います。
自民党が愛国政党であるかというと、その要素は他の党よりはある程度あるが、しかし
かなりの不純物も内に含んでいる、ということではないのですか?
その不従物が噴出している時に、口をつぐんで見逃すことが良策だという考え方はこちらでは採りません。完璧な政党など無い、という言い方でご批判を賜ることもありますが
完璧など望んではいません。
ただ国防動員法の危険とリンクした留学生30万人受け入れやら、あろうことか政教分離を改悪しようとしていることなど、看過すべきでないことに対しては厳しく拒否を突きつけるべきであろうと考えています。
防衛省は24日、中国国家海洋局の航空機1機が同日昼ごろ、尖閣諸島の領空から北方約100キロの空域まで接近したと発表した。自衛隊はレーダーで中国機を捕捉し、那覇基地から戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて対応した。(朝日新聞デジタル)
・・・一部転載 終わり
(正式表明ではないながら)中国へ親書を携え特使派遣、尖閣へ公務員送り込み中止、と
表明しても、彼らは来ますね。韓国の朴槿恵女子からは「聞いてない、不快」と特使と親書への反応。駆け引きで相手の出方を見計らう間合いも取らず、(正式発表ではないながらあちこち新聞で拡散された内容によると)親書と特使じゃあ、気味悪がられるでしょうよ、従順すぎて世界の外交の常識を大きく踏み外していて。もっとも、それもこれも新聞報道が正しいと仮定してのことですけどね。新聞はあてにならないから、自民の批判をしちゃいけないという論の人、では擁護の根拠はどこの情報によっているのでしょう? 情報は割り引いてもある程度は仮想でも信じないと、論にはなりません。お互いに。
自民党へ電話してみたら、「正式には」「決まっていません」でしたが・・・これって、中止では無論無いし、少なくとも否定ではないのだから、青図の中にはある(あった)ってことなんじゃないですか?