自民党の「政権公約違反」については、擁護論と批判論が真っ二つです。
保守系メジャーブログで、それぞれ代表格の意見を並べてみると
わかりやすいです。
▼博士の独り言? 擁護、というよりもともと、安倍さんの全面支持。マイナス点にはいっさい、口をつぐみ、ひたすら賛美する。(これはこれで一つの手法ではあるでしょう。こういう姿勢の人もネットには多いです)
http://torakagenotes.blog91.fc2.com/
▼正しい歴史認識 大変手厳しい批判論です。安倍さんに対しても自民党に対しても全否定はせず、評価すべきはするが間違っている点は厳しく追求。是々非々主義は拙ブログと共通項です。拙ブログはもう気持ち、寛容かもしれません。
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/
まずは、博士の独り言?さんから最新記事の転載です。
有能な武士ほど、「伝家の宝刀」は初めから抜かず
【読者】いつもブログを拝見しております。政府が竹島の日の式典を主催しない、また式典にに出席しないということが報道され、ネット上ではかなり感情的な意見で溢れているようです。自分もこの件で昼頃自民党本部に電話したところ、批判的な意見がかなり来ているとのことでした。また、額賀さんが特使として韓国に行くという報道もありましたが、まだ行ってもいないうちから「何で行ったんだ!」という意見もあったそうです。
式典見送りに批判的な人たちは、安倍さんには強い外交姿勢で日本を立て直してもらいたいと思っていることでしょう。安倍さんや政権を奪還した自民党に期待する人の多くは若い世代だと思いますが、この件でガッカリしたと感じた人は少なくないのではないかと思います。自分も特アが大嫌いなので彼らの気持ちもよく分かりますが、ここは感情的にならず、落ち着いて様子を見るべきではないかと思います。だいたい、まだ安倍さんは総理にもなっていないし、安倍内閣が発足してもいないのですから。政権奪還した自民党に期待する人の中には、とにかく韓国が嫌いで、韓国に対して少しでも弱腰に見える行動には猛反発する人もいると思いますが、だからといってすぐに安倍さんや自民党を支持しない、こんな政権はダメだと言うのは感情的かつ短絡的過ぎます。
外交や安全保障、特に外交は彼らが思っているほど単純で簡単なものではありません。相手国だけでなく、関係国や国際社会全体の状況を見て総合的に判断するとともに、清濁併せのむ器量も必要です。自分も式典見送りなどに関しては「おいおい」と思いますが、だからといってすぐに安倍自民党不支持に回ることは、特アや売国偏向メディアに利することにつながるのではないかと思います。
安倍自民党を支持する人たちは、ここは感情的にならず、一歩下がったところから冷静に様子を見るべきだと思います。この件に関して自民党には支持者に対し、事情を理解してもらうための説明、情報発信する努力をするべきであると進言しました。また、日本のマスゴミは安倍さんや自民党のイメージダウンを図るため、安倍さんの発言の意図を曲げて報道する可能性が高いので、そういうことも踏まえて、どのように情報発信するかも重要だと申し上げておきました。安倍自民党支持者はまだ政権発足もしてないうちから過度な成果を期待せず、広い視野と大きな器量を持って見守っていくべきではないかと思います。駄文長文、失礼致しました。
・・・・・転載以上
これに対していささか反論してみたいと思います。
まずタイトルに失笑を禁じえません。「有能な武士ほど伝家の宝刀は最初から抜かず」
過去、安倍さんが、自民党が、伝家の宝刀を抜いたことがありますか? 抜かぬまま60有余年。宝刀も錆び付いてはナマクラ刀、刀を錆びさせる武士を有能とはこれいかに。(対韓国政策に限定して言っています。お互いテーマはそれなのですから)
博士の独り言さんは、信頼すべき保守ブログですが読者の投稿文を冒頭に掲げ、批判論に対しての
反駁・回答となさるのは、美しくないですね。「あの人も、何とかさんもこう言ってるしぃ」という婦女子の弁舌レベルです。そしてこの投稿文が博士の独り言さんのお考えを代弁しているのなら、
珍しく稚拙です。
安倍自民の過褒に関しても、ある時期の手法としてあるのは理解していますが与しません。
商品の欠陥部分を隠して、長所だけを述べたてるセールスマンの卑しさを感じるからという
のがひとつ、もうひとつは実態はいずれ露見するのだから美化は無駄、むしろその反動がこわい。後者に関しては、まさに今がその時ですね。相当の支持者が裏切られたと感じている。
拙ブログでは、安倍さんの過去のとんでもない政策や無策も容赦なく書き立てるし、
その反面擁護もし、欠点は承知でしかしそれでも支持するというスタンスです。
批判者即、アンチ安倍、アンチ自民という幼い感性が、擁護論者の中に多いのに
驚かされます。ディベートは支持者同士の中にも存在してしかるべきであって、
ディベートを「仲間割れ」分裂と捉える未熟な思考の人々も少なからず見受けます。
>ネット上ではかなり感情的な意見で溢れているようです。
たとえば、どこの、どんな意見を指して「感情的」と表現していらっしゃるのでしょう。
批判するのにその理由も述べず罵っている、たとえば「厳選韓国情報」の
ような掲示板、あるいは2chを指しておっしゃっているのなら、それは
お互い様というもので、上記述べたように批判は一切受け付けないとして
罵りわめきまくっているのは、むしろ擁護論者に多いように見受けます。
それこそ「若い」人が多いのでしょう。ブログ他コメント欄できちんと意見を表明している人たちは
おおむね冷静だと思いますよ、憤ってはいても。あなたの望む「冷静」とは
この時期に安倍自民を批判しないことと同義なのではないですか?
それなら成熟したご意見とは言えません。批判するというただ
そのことだけで、工作員呼ばわりする短絡な若者と同じレベルです。
>まだ行ってもいないうちから「何で行ったんだ!」という意見もあったそうです。
何をおっしゃりたいのでしょう? 問題は行っているか行っていないかではなく、
特使を派遣する、というその「意図」であって批判はそこに対してです。
批判者が全て感情的である、という論法にこれを持ち出すのは正当ではありません。
>安倍さんや政権を奪還した自民党に期待する人の多くは若い世代だと思いますが、
若い世代というのは、何が根拠でしょう? 若いから批判も過激で未熟であるという
論法に持って行きたいのでしょうか。でしたら、それは間違いです。
秋葉原に集結した人たちは特殊に熱い人たちでしたが、拙記事でレポートしたように若者ばかりではありませんでした。三十四十代をピークに、下は十代から上は70代と思しき年齢分布でした。ネット内批判論のメジャーどころは、むしろ中高年の方々です。
>だいたい、まだ安倍さんは総理にもなっていないし、安倍内閣が発足してもいないのですから。
発足してからの出来事なら余計反発が大きかったでしょうよ。それに「朝ズバ」ですでに
民主党が野党席に、自民公明が与党席に座っていたのを見ても、一般的認識は
すでに準発足です。たかだか数日後に発足を控えているのに、安倍さんは総理にもなって
いないし、政権も発足していないという言い方で、何を仰りたいのでしょう? 物理的に
発足していないから、自民党の責任が薄いという意味なら、問題の本質を履き違えていらっしゃいます。
>だからといってすぐに安倍さんや自民党を支持しない、こんな政権はダメだと言うのは感情的かつ短絡的過ぎます。
今回の一件を批判するからといって、それが即安倍自民の不支持にまわる?
どこにそんな意見がありますか? 相当激しく今回のことを批判している人たちの
意見を見て回りましたが、多くは今回の一件限定で憤りを表明しているだけで
不支持にまわるという意見はごく少数です。感情的で短絡なご意見は
あなたのほうではないでしょうか。
>外交や安全保障、特に外交は彼らが思っているほど単純で簡単なものではありません。相手国だけでなく、関係国や国際社会全体の状況を見て総合的に判断するとともに、清濁併せのむ器量も必要です。
上記、述べたように、批判者は、あなたが何を根拠にか既定なさっている「若い」層ばかりではありません。総合的判断うんぬんは外交上のイロハ、初歩の初歩でそういう訓示は無用の、清濁併せ呑める年代の方たちが多く批判者である事実はご存知ないですか?
ネット上の意見を引き合いに述べるなら、せめて具体的に、どこのサイトがメインに若い層が不支持表明しているか書くべきで、ご自分の論を正当化させるべく主観の憶測を用いるのはフェアではないです。
この文章を自身のご意見代用に掲げた博士の独り言さんにも、同じことを申し上げます。「清濁併せ呑んで」批判者の意見にも虚心に耳を傾け、もしその論に誤りがあれば具体的に引いて具体的に反駁する、これが清濁併せ呑んだ大人の対応ではないでしょうか。
>だからといってすぐに安倍自民党不支持に回ることは、特アや売国偏向メディアに利することにつながるのではないかと思います。
ここは唯一、ご意見に正当性があるところだと思いました。しかし、だからと言って黙っていることが「長期の大きな視野で」日本と日本国民のためになることでしょうか? かねてより自民党へのマスコミのバッシングは偏向的であり、しかしそれでも国民は黙々と支え続けて来たではありませんか!
批判せずに来たら、やりたい放題の弱腰外交、反日教育をやられ罵られながら莫大な援助を続け、喚かれれば謝罪。竹島に次々に建造物が建てられても何もせず、国民は黙って批判もせず。
その結果どうなりました? 堪忍袋の緒が切れた国民が民主党へ流れました。愚かですが、それを責める資格が、無為無策どころか韓国にご機嫌とり屈辱外交を続けてきた自民党にありますか?
今回のことすら黙って見過ごそうとするあなた方も、これまでの自民と情けない日本を作ってきた責任者ではないですか?
メディアに利するのは事実ですが、しかし黙っていたら過去の自民の無為無策、韓国媚び外交が再開されるのではありませんか? いえ、もう始まりつつあります。それを敏感に感じ取ってこその批判の嵐なのです。
自民党はまだその反応を甘く見ています。
>安倍自民党支持者はまだ政権発足もしてないうちから過度な成果を期待せず、広い視野と大きな器量を持って見守っていくべきではないかと思います。
過度な期待など大方していません。過去の自民党の負の歴史を考えれば、過度の期待はむしろ出来ない、最小限の成果で我慢しておこう・・・と思っていた人も批判者の中には多いのです。(拙ブログを引き合いに出して恐縮ですが、早くから過剰期待はご法度と繰り返し述べています)
しかし、今回のことは「度を逸した」「あまりといえばあまりな」「我慢にもほどがある」という反応なのです。
あなたがおっしゃる「政権もまだ発足していない」は、ここで反転して意味を変えます。政権が発足もしていないうちに、もうこれかい! が出まわっている批判論の根底にはあります。
過度の期待は、欠点には目をつむりひたすら賛美のお神輿を担げ上げるあなたや、博士の独り言さんのほうではないでしょうか。安倍さんも自民党も、それほどのシロモノではありません。過去を見れば容易に分かることではないですか。それでも、失点よりは得点がまだ多い・・・・かもしれぬことと、他に選ぶべき政党がないことからの自民党選択者が多いのです。
批判者即、アンチ安倍、アンチ自民と捉える感性こそが若い・・・幼いです。
お神輿を担ぎあげては地面に叩きつけられ、それをどれほど繰り返して来ましたか。
参院選は、彼らの落ち度に口をつぐんでいれば彼らに有利になるとは思いません。
むしろ、公明党を切り、韓国の大統領就任など出なくても良い、出ずに困るのは
どっちだ、腰を据え竹島式典も開催するほうが票は集まる可能性があります。
図式を分かりやすくするために敢えて一種の極論を述べていますが。
「日中関係は極めて重要な2国間関係の一つだ。戦略的互恵関係の原点に戻れるように努力していきたい」(安倍氏。22日午前、訪問先の山口県長門市で記者団に)
戦略的互恵関係を過大重視して尖閣に建物も建てず、人も置かず無為無策で迎えたのが今の日中関係です。今さらこれを言うなら、公約から防衛の勇ましい項目を、国民に侘びを入れた上で削ってください。100年後に成就するかもしれない「願望」を公約とは言いません。しかるべき覚悟を伴ったアクションを起こして公約と言います。公約自体の失敗は問いません。やらぬうちから引っ込める公約は嘘と言います。
▽次は「正しい歴史認識」さん記事への考察と、経済的観点からの慎重論について触れます。
「正しい歴史認識」さんに関しては、拙ブログよりは罵り文体が過激というだけで(知識とブログ作成にかける時間量も、こちらとは比べ物にもなりませんが)、立ち位置じたいはほぼ重なっていて、取り立てて論評することもなく、むしろこちらの記事より欠落している部分の補足として抜粋引用させて頂きます。(博士の独り言さんもそうですが、こちらも本体のほう、原文をチェックなさってくださいね。ご賛同ならポチ押し協力も。博士さんをこのたびは批判していますが、アンチではないのです。これも是々非々主義を取っています。余談ですが、両者のブログに共感を覚えることが多いのですが、もし食い足りない点があるとすれば、この日本の行く末を考えるなら当然視野に入るであろう東宮問題に無言でいるところです)
さて、「正しい歴史認識」さんです。>安倍、尖閣に公務員見送り・公約破りは竹島式典に続いて早くも2つ目・韓国や支那との関係改善を優先・自民党「出来ることしか書かない」→「来年やるとは書いていない」・島根「できないことは言わない方がいい」
韓国のみならず中国に特使を送るのですよ。韓国に特使を送る意味が、積極的建設的なものなのかどうか、この点でも疑問に思われます。http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2103E_R21C12A2MM8000/?dg=1安倍氏、中国に特使・高村氏 尖閣に公務員先送り
2012/12/22 2:10、日本経済新聞 「一事が万事」ということなのです。韓国に対して弱腰でスタートするなら、竹島にも中国にも尖閣にも、連鎖して弱腰になって行かざるを得ない。中国にまで特使ですよ。
韓国も中国も領土侵略国です。日本が頭を垂れてお付き合いを願い出るごとき特使派遣は
すでに白旗外交宣言ではないのでしょうか。後に触れますが、経済問題を最優先にする方針なら
それはそれで否定論者でもないのですが、やり口がいかにも拙劣で、また国民に対しては
フェアではありません。韓国への特使派遣で安倍自民を擁護する人たち、中国への
特使派遣も擁護するのでしょうか? その根拠は? 経済でしょうか。経済を最大の価値観で
外交を行うなら、竹島も尖閣もほぼ片付かぬまままた何十年が経過しそうです。 安倍さんは、TVタックルで尖閣に公務員を置くと発言しましたが、これも先送り、トーンダウン
してしまいした。韓国と竹島に対する姿勢は即、中国と尖閣に対する姿勢です。 だからのっけに見せつけられた韓国への這いつくばるような低姿勢ぶりに憤りと
危惧の火の手が上がったのです。
「あの…公務員ですねですから、基本的には…基本的には自衛隊を…」
「自衛隊をそこに駐在させるというのも一つでしょうし、また海上保安庁の…」(安倍氏) 自民党の政権公約でも、尖閣諸島に公務員常駐は明記してあります。 それがいとも簡単に潰えました、政権発足せぬうちに早々と。
全ては韓国への低姿勢と媚び外交と同類でリンクしています。
「日本を、取り戻す。」J-ファイル2012・自民党選挙公約全文
? . 外交・安全保障
132 尖閣諸島の実効支配強化と安定的な維持管理
わが国の領土でありながら無人島政策を続ける尖閣諸島について政策を見直し、実効支配を強化します。島を守るための公務員の常駐や周辺漁業環境の整備や支援策を検討し、島及び海域の安定的な維持管理に努めます。
「日本を、取り戻す。」J-ファイル2012・自民党選挙公約全文
Ⅻ . 憲法・国のかたち
328 「 建国記念の日」、「主権回復の日」、「竹島の日」を祝う式典の開催
政府主催で、2 月11 日の建国記念の日、そして2 月22日を「竹島の日」、4 月28 日を「主権回復の日」として祝う式典を開催します。
竹島対応への遅延を経済上の理由を上げて擁護する人がいますが、では河野談話の見直しも「急がない」という姿勢も経済上の理由なのでしょうか?
経済上の理由を全面に掲げたら、いったいいつ問題に具体的に対峙するのでしょう?
公約の靖国神社参拝にも、いきなり消極発言です。
これも経済最優先なのでしょうか。
経済は解ります。しかし、どこかで血を流す決意を
しなければ永遠に解決はないでしょう。
>「式典をやることで日韓関係がものすごく悪くなって喜ぶのはどこか。北朝鮮はどうみているか。米国から見たら『日韓がガタガタするのはやめてくれ』ということはある」(石破幹事長)
だったらなぜ、政権公約に対韓国を麗々しく掲げて選挙を戦うようなことをなさるのでしょうね。これに惹かれて投票した人はどうなるのです?
「日韓がガタガタ」するのが日本のせいなのですか? アメリカが望むから、日本が我慢して引き下がって、韓国のご機嫌とりしているべきだ、という論なのですか?
なぜガタガタするのか米国に説明して、日本に正当性のあることを主張するのが政治家の役目ではないのですか?
アメリカの機嫌をうかがい、片方の目で韓国を上目遣いに見上げる。最低ですね。
>安倍氏は、日米同盟関係を再構築したうえで、中国や韓国、ロシアなどとの関係を緊密化させる方針を示してきた。日韓両国で首脳が交代することをきっかけに、まずは韓国との関係改善を急ぐ構えのようだ。
日韓との関係悪化が日本のせいなんですか? 全てはイ・ミョンバクの竹島不法上陸と天皇陛下侮辱発言に端を発していることではないのでしょうか。そして、そのベースには理不尽な反日教育と、捏造史観がある。これが日本のせいなのですか?
関係悪化とは両者が対等の立場にあるときに使う言葉ではないでしょうか。言うなら
「韓国の姿勢のさらに悪化」です。
韓国や中国への「配慮」が今まで有効だった試しがあるなら、示してください。全て悪用され足蹴にされ罵られ、たかられ・・・・、その繰り返しではなかったでしょうか。
中国、韓国への特使派遣もその愚かしも弱々しい「配慮」の一環でしょう。
経済を口にするなら、そもそも公約に掲げることが時期尚早だったのです。
「私は自民党の公約に期待して12月16日には小選挙区も比例も自民党に投票した。公約が反故にされたら、有権者が怒るのは当たり前だ」(正しい歴史認識ブログ主さん) これに対して反論はあり得ないと思いますが。 >安倍晋三総裁など自民党候補者たちは、これまで繰り返し「出来ることしか書かない」と国民に大見得を切って選挙戦を戦ってきた。 >自民党「出来ることしか書かない」
↓ ↓ ↓
自民党「来年やるとは書いていない」 これを変節と言わずなんと言おう。
>これで、有権者が何も言わなければ、自民党の公約破りは、今後ますます増加するだろう。 正論過ぎて、何も補足することはありません。 >「韓国の度重なる反日攻勢へは機械部品の禁輸、シーレーン封鎖といった経済制裁の他、日韓国交断絶に踏み切る決断を下すべきである」(維新政党・新風) 維新政党・新風については全く無知、視野の外にいまだあるのですが、この「文言に限っては」強く同感、支持します。国交断絶は感情的には同意しても、現実面でさて可能かという制御は自ずとかかりますが。 >しかし、自民党支持者も、自民党のため、日本のために、自民党が公約を破った時には、きちんと諫言するべきだ。 深く頷いて同意します。 悪しき部分に目をつむり、隠蔽しまくって賛美、はフェアではないし一種の詐欺ではないですか?
商品説明でそれは許されません。さらに過剰な擁護はひいきのひき倒しで、自民党をスポイルします。また内部に執拗に含む売国議員がいつまでも駆逐できず、公明党との腐れ縁が断ち切れません。いくつかの、公約違反は公明党が足かせになっている部分も大ですね。 >「自民党公約には、13年に政府主催で行うとは書いていない」 この言い分の卑劣なすり替えに関してはすでに述べましたので繰り返しません。
同じく従軍慰安婦に関しても選挙前は勇ましかったですが、韓国への 配慮ぶりを見ると、どうでしょうか、今後。いつか来た道をまた辿るだけ? >来年やらずに再来年以降にやるとか言うなら、2012年の衆院選の選挙公約である『「日本を、取り戻す。」J-ファイル2012』に明記するな!
極めて正論で、これに対して釈明は不可能でしょう、自民党の擁護派の皆さんも。
「本当にできるのか、選挙パフォーマンスはやめた方がいいと思って聞いていた。できないことは言わない方がいい」(島根県隠岐の島町の松田和久町長)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012122100949
>日韓関係修復を優先=安倍氏、外交で現実路線
2012/12/21-20:11、時事通信
現実路線って・・・・では、公約は白昼夢だったのでしょうか。
> 「韓国にとって初の女性大統領でわれわれも期待している。日韓関係を発展させ、改善させたいという思いを込めて額賀氏に訪問してもらう」(安倍氏)
女性大統領の誕生は最初から2分の1の確率でありました。そして、朴槿恵氏が有力であることは早々と指摘されていました。何を今更言っているのでしょう? 女性だから期待する? 政治って性別でやるものなのですか? あなたの愚かしい奥様は女性だから愚かしいのではなく、単に愚かな人間であるというに過ぎません。逆もまたしかり。
>安倍氏は衆院選で公約した「竹島の日」の政府主催式典についても、実際に盛り込んだのは公約の付属文書だったことを踏まえ「正確に言うと公約そのものではない。(開催は)総合的な外交的な状況を踏まえて考えたい」と、開催ありきではないことを強調した。
公約ではないそうです。付属ですって。要らない付属をつけたってことなんですね。
〉これについて、外務省関係者は「北朝鮮ミサイル発射をはじめ東アジア情勢を考えたら日韓関係は改善する必要がある。そうした認識に立った判断をしたのではないか」と指摘する。
さすがヘタレ外務省、擁護しますね。しかし、北朝鮮のミサイルが発射されてから
結構日が経ってますよ? なぜ訂正か補足説明をしないのでしょう? 少なくとも
選挙中の演説の真っ最中に、訂正もせず公約はそのままやります、というニュアンスですよ、放置していたということは。今になって何をまた後出しジャンケンで。
「実は難病でした」と同じたぐい。その時々にきちっと訂正なり謝罪なりしないと。
後になって「実は」を今後も繰り返すつもりなのでしょうか。
そして外務省や「博士の独り言」さんや、安倍自民信者の人たちがそのつど
かばい、批判者を糾弾しつつ、安倍さんと自民党から自省と自覚の機会を奪ってしまう。ひいきのひき倒しです。
安倍自民支援は日本を良くするためではないのですか? 政党は手段に過ぎません。その手段と目的との倒錯者になっては、日本を守るつもりで、損ないます。政党信者になってはいけません。安倍さんの過去の履歴も記憶していないと。前回総理になる前は、中国に対して強硬姿勢を示していたのですよ? ちょうど、選挙中、韓国への強硬姿勢を公約に掲げ、演説で防衛をブチ上げていた時のように。
蓋を開けたら、初の外交先に選んだのは他ならぬ中国でした。
今もその繰り返しじゃありませんか。それもあっての批判なのです。
長い目で見て擁護? それこそ今の言動だけ見ての近視眼的擁護です。
>経済対策を優先と言う人もいるが、自民党の石破幹事長は韓国などに配慮してか、円相場を1ドル90円より安くしてはいけないと考えているようだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121221-00001374-yom-bus_all
円相場、1ドル85〜90円に…石破幹事長
読売新聞 12月21日(金)22時28分配信
>自民党の石破幹事長は21日のBS朝日の番組収録で、円相場について「(1ドルが)85円から90円くらいに(なるように)、どうやって収めるか考えないといけない」と述べた。
>石破氏は、引き続き幹事長を務めることが固まっており、次期政権の中枢が為替水準の具体的な目標を示したことは今後、波紋を広げる可能性がある。石破氏は、安倍総裁が掲げる大胆な金融緩和策に関連し、「円は安ければ安いほどいいのかというと、日本の産業構造上、そうではない」とも語った。
〉自民党は、1ドル85円から90円に収めながら、年率2%のインフレターゲットを実現できると考えているのか?! >このままだと何から何まで中途半端になる。 経済に関してはコメント欄にも頂いていますが、コメント欄に(経済に関しては幼い)持論は
述べたし、上記の代表的擁護論への反駁文の中でも触れたので、最小限にします。
経済の現場に日常的にいらっしゃる方々から説明のコメントも頂戴し、今この時期には
景気対策の経済最優先であることは理解しているし、それに対して何ら反論は
ありません。 こちらで抗議しているのは自民党の基本的姿勢であり、そこから派生するごまかしの
政治に対してです。なぜ率直に国民に語りかけないのか。防衛に関しては極めて逼迫した
状況にあるけれど、参院選までは間がなく、それを目玉にしては国民の皆様からの
ご支持を頂けません。むろん景気対策は死活問題ですから、総力を挙げて結果を お示しします、と。
しかしながら、景気も経済も国ありてこそのこと、防衛も等閑視できません。
こちらへの取り組みは経済を最優先すると矛先が鈍らざるを得ず、国防に
敏感な層には苛立ちをお与えしていることは理解しつつも、優先事項としては 経済にせざるを得ないこと、お分かりください。 国防に関しては時間がかかります。公約の理想論を現実にするために 自民党に、もう少し猶予を賜りたく伏してお願い申しあげます。 それを何ですか、擁護派の連中とのらりくらり欠点は糊塗しつつ、「将来やるやる詐欺」でも あるまいに、逃げとごまかしで詭弁を弄するなら、公約にそもそも掲げるのは当分控えるべきです。 掲げるなら、真っ正直に手のさらしていただきたい。きれいごとを並べ立てるから嘘を見透かされ 叩かれるのです。擁護派がいかに欠点を隠して仲人口で賛美しても、世の中にはとっくにばれていて、かばうだけ、はたから見たらいかがわしく見えるだけです。現にもうはやばやと今朝のTBSで
突っ込まれ、いつもは清廉潔白、穏やかで言語流麗な小野寺五典氏の攻防が痛々しくお気の毒でした。お立場上、しょうことなしに詭弁を弄せざるを得ない。将来のある優秀な議員さんに
こんな汚れ仕事を押し付けては・・・・引き受けてはダメです。 虚心に過去を振り返って、安倍さんが、自民党が、全幅の信頼に値する人物であり、党でしたか? そうではないでしょう。政党を育てるのは国民です。無批判にかばい甘やかしてきた結果が
戦後の67年間だったのでしょうに。今の自民党のレベルはしょせん選挙民のレベルです。
博士の独り言さんや投稿者に代表される考え方の人たちが、無条件にマンセーして来た結果、 国民の、そして政治家の質を落としてきた側面がありはしないでしょうか。
自民党は叩かねば変わりません。人と党に突然変異を求めるのは白昼夢です。 だからと言って自民党を不支持すべきだという論ではありません。至らぬところが 呆然とするぐらい多い政党だが、しかし他党よりはそれでもマシなのです。完璧など求めては いません。最小限、日本を傷つけ貶めることは止めてくれ、と言っています。 それと、こずるいごまかしは止めて、真っ向から率直に誠実に支持者に向け語りかけてくれ、と。
安倍さんはこのたびの一件に関しては、1時間誠意を込めて国民に語りかける場を設ける べきです。 経済最優先することに文句は言いませんが、安倍自民が相手に非があるにもかかわらず かくもした手に出て、韓国の顔色をうかがうほど日本は経済的に弱い立場にいますか? ヒュンダイ、LG、サムスンと、日本側の下支えなしには成立しない企業ばかりではないですか。
理不尽なことを韓国が押し付けてくるなら、「機械部品の輸出禁止」をほのめかし 「経済援助全部カット」と経済制裁も可能、「国交断絶」して困るのはどちらかという突き付け方も必要です。大統領就任式に日本が出ず困るのは日本ですか? 韓国ですか? その探りあう駆け引きとてなくいきなり大臣クラスの特使。挙句、朴槿恵氏には「聞いてない、不愉快(遺憾)」と突き放され、惨めでみっともないこと。恥をこうむるのは国民なのです。 経済制裁も国交断絶も必ずしもやれとは言っていません、そのくらいの覚悟をつけてことに当たらない限り、日韓、日中関係は永遠に変わらない・・・どころか彼らは増上慢の権化ですから、つけあがり エスカレートする一方です。 核と同じで持たない、と宣言してはダメなんです。持つのがベストですが、「いつか持つかもしれない」という含みは常に持ち、核の知識と技術の練磨は必須です。それと同じで、言外に常に「輸出禁止」「国交断絶」という、匕首(あいくち)の切っ先を閃かせておくべきなのです。
以上、拙稿のテーマからほぼ批判に終始しましたが、むろんいまだ全否定には至っていません。
相変わらず支援者であり、支援者としての批判の形を取った注文であります。
何しろ前政権が空前絶後の酷さだったので、新たな政権はその後始末と修復に
追われ、早急な成果を求める人にはもどかしいかもしれませんが、そこは寛容で
ありたいと思います。参院選まで幾らも時間がないのです。自民党も
妙な言い訳に時間とエネルギーを取られず、あとうかぎり誠意で国民には対し
説明を尽くし、景気の立て直しを一義に(それを国民圧倒多数が望むなら仕方ない)
勢力を参院選後も維持して、防衛に当たってください。そう正直に言えば・・・構えればシンプルだと思うのですけどね。牽強付会の屁理屈がもっとも愚策です。