中国の、領海侵犯にからめて、オスプレイのことは過去記事にちょっと書きましたが・・・
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/2a68f227017eec4d4b0e04949570a945
その後、調べるほどに、オスプレイに反対する人たちの身勝手さが際立ちます。そもそも日米同盟があるのだから、新しい機種も訓練もその危険性も織り込み済みのはず。飛ぶものは落ちる。当たり前です。落ちりゃ人が死ぬかもしれない。当たり前です。100%安全な防衛なんてありません。それでも、侵略されれば何万人が死ぬ。どちらがマシかという選択でしょうに?
オスプレイを忌避するなら、九条を廃して自国で守るべきだし、中韓北朝鮮に対する防衛に核兵器無しはあり得ない。二者択一です。いや本来、防衛は他国に頼るべきではありません。オスプレイがいやなら、それに拮抗できるほどの対策を自国で、まかないませんと。
守ってくれ、しかし訓練は日本でするな、は通りません。
事故を懸念して、オスプレーに異を唱えるのはいい。しかし、オスプレイ反対派にも、反原発と同じく反日組織が相乗りして来ていることを冷静に見極めてからにしましょう。
【追記】*オスプレーの安全度に関してですが・・・2006年の実戦配備後、オスプレイの事故が起きたのは僅かに3回です。飛行距離や事故件数比較すれば、通常のヘリより安全度は高く騒音が少ない。
テレビでは、みのもんたが口角泡を飛ばして批判、沖縄では「中国人知事」の仲井真氏が無論、批判。オスプレイの到着に合わせ、山口県の団体や沖縄県議会が大規模な抗議集会を計画しているという事ですが、まずオスプレイが飛ぶのを最大にいやがっているのは、どこか、という発想を持ちましょう。
中国ですよ。
以下、この事実を忘れないようにしましょう。
オスプレイの飛行時間は、普天間から尖閣諸島まで1時間。
通常2時間半。
中国が尖閣に侵攻してきた時の迎え撃ちに1時間半もの差が出ます。
当然、中国はオスプレイに最大の拒否反応を見せています。中国CNNの報道にいわく、
(画像は「テレビにだまされないぞぉ」さんから拝借しました。http://dametv.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-807d.html)
「日本にオスプレーを配備する最大の目的は、尖閣諸島の防衛を支援するためだ」
そして、オスプレイの最高速度は現在のヘリの2倍以上、作戦半径は4倍で600キロに達する、と危機感もあらわに報じています。武器の搭載もむろん、従来のヘリのそれを上回ります。
図解で解るオスプレイの威力
(射程が上海にまで及んでいる)
中国の危機感を裏返せば、日本でオスプレイアンチの人たちは、尖閣防衛の有効ツールの排除者たちということになりますね?オスプレイを排除して、他に中国の領海侵犯や尖閣侵攻に対して確固たる代案があるのでしょうか? 守ってくれ、しかし訓練は許さない、という言い分は通りません。中共マネーや、朝鮮マネーにつかった団体が、オスプレー忌避を言い立てているのも、解りやすい眺めです。
・・・・と、趣旨を明確にするために敢えて過激に書きましたが、オスプレイの安全性に関しては、今年で2度も事故を起こしているのだから、懸念点は解ります。事故が起こって欲しいわけではない。しかも、アメリカの政府高官の次の言葉(9日・共同通信)、
「尖閣諸島は安保条約第5条の適用範囲である」
と、いちおう述べながらも、
「しかし、この問題に関して特定の立場を表明することはせず、当事者の平和的解決に期待する」
として、非積極的発言があるのも事実です。あの中国との間で、領土問題に関して「平和的解決」など、あり得るわけもありません。現に中国の見解は「釣魚島と周辺の島嶼は中国の古くからの領土で、アメリカと日本の取り決めは無効である」と明言しています。(10日。中国外務省、リュ・イミン報道官)
ただし、中国の尖閣諸島に対する強行姿勢は姿勢として認識しておくべきですが、尖閣がいずれの国に属するかという事実は、全ての日本人がきちっと押さえておくべきこと、竹島と同様です。
整理しましょう。
1 日本側の調査。尖閣が清国の支配下にはないことの確認作業が行われる。
2 その結果、無人島であることが明確になる。
3 正式に日本の領土となる。(1895年)
4 ところが、それから73年も経ってから、尖閣に石油資源の可能性浮上。
5 とたんに中国と台湾が、領有権主張。日本の領土となってから73年間も無言であったのにw(1971年)
7 沖縄返還により再び日本の施政下に(1971年)
・・・・この略年表からだけ見ても日本の領土であることは明確でしょうが、更に証拠が2つあります。
一つ目は90年も前にさかのぼります。
中国の漁船が尖閣諸島沖で遭難した際(1919年)、石垣島の住民が救助し、中国側から感謝状が贈られましたが、それに対する中国側の感謝状には「日本帝国沖縄県八重山群尖閣列島」と明記されています。
この間の詳細な消息は「ぼやっきっくり」さんのサイトでご覧ください。
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid885.html
2つ目。
人民日報に、「尖閣諸島」の文字がある(1953年)。1953年時点で中国は尖閣諸島が日本の領土であると認めていた。
http://bbs.wforum.com/wmf/bbsviewer.php?trd_id=83547
人民日報の記事です。中国政府により削除の可能性があるので、魚拓採取が推奨されています。
資料提示は「ねずさんの ひとりごと」に詳しいです。
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1038.html
中国とてよもや、尖閣が自国領だなどとまともに思っちゃいません。ごてるだけごてて、採掘権の半分でも手に入れようという魂胆ですよ。尖閣問題で日本がまた及び腰だと竹島、北方領土にも悪影響を及ぼします。
末尾に、敢えて記事の前半部分に述べたことを覆すごとき、拙ブログの過去記事を載せます。
「尖閣をアメリカが救ってくれるか」という日米同盟自体への懐疑的記事です。
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/5d8da328bc5c9f5f967dd78d62cb97ff
一朝、ことがあった時、離島問題にアメリカが本当に介入して来るのかどうかそれは定かではありません。
でも、信じざるを得ないでしょう? 日本は先制攻撃できる軍隊も核も持っていず、アメリカの軍事力と核の傘にすがるしかないのだから。
オスプレイ含めて、それがいやなら防衛上の自立をするしかないでしょう、というのが拙ブログの結論です。
いずれにしても、オスプレイに対しては中国が最大に警戒を示して神経質になっている、という事実は忘れないようにしましょう。オスプレイは、中国の尖閣侵攻に対して、結構な抑止力になっています。
日本は潜在的に「資源大国」になる可能性を秘めています。国土面積こそ、190いくつに及ぶ国家群の中にあって61位に過ぎませんが、海の面積である水域は何とこの小国が世界で6位に位置しています。古来より海の恵みに育まれてきた日本ですが、将来にわたり海は日本へ恵みをもたらしてくれるかもしれません。
土地は肥え気候は温順、作物は実りやすく清潔な水はあちこちに湧出して、しかも海には宝の山。しかも技術立国。狙いたくなる国ではあります。自覚しましょう。護りは自らの手で。・・・ところが防衛費は削減の一途。自衛隊の各所に無理が来て、やせ細る一方です。愚かすぎます。国民が声を発しない限り、国は何ともしません。どころかますます防衛費は削られて行きます。そして国民は、対尖閣侵攻に最大に有効なオスプレイを口を極めて罵る。国の滅びがそれほど望みか。
末尾に特筆しておきますが、このところ急速に過激になっている中国の挑発行為の元凶は、あのオビョーキ宰相だった鳩山由紀夫です。この愚かしい者が日米同盟にヒビを入れた途端、中国漁船が海保の船に体当たりにやって来ました。そして民主党の中国様への遠慮と病的なまでの配慮。それを皮切りに、中国は日本侵略をことあるごとに、ほのめかすようになっているし、核兵器の使用さえ辞さぬと公言しています。
自民党が10年間かけて営々と築きあげてきた米国との防衛関係を、鳩山という知恵足らずの子が、積み上げた積み木を無造作に人指し指で突き崩したのでした。ついでに、寝た子を起こし、沖縄の肥大した地域エゴを蘇らせました。
韓国も同様です。鳩山の日米同盟弱体化を境に、露骨に日本の領土領海への侵略を口にするようになりました。糞尿混じりの食品を無検査で日本に売りつけながら、そして大腸菌の巣窟であるマッコリを押しつけながら、慰安婦の大嘘を世界に宣伝して日本を侮辱し続けています。韓国の侮日は今に始まったことではありませんが、拍車がかかって来たのは明らかに、鳩山由紀夫の愚行以来です。本人が自覚がないだけに、まことにイタイ。陰に控えた夫人のリモートコントロールに影響を受けながら、スピリチュアル系おびょーき迷走を今後も続けて行くことでしょうが、この者に2度と政治的権力を与えてはなりません。
世界に抜きん出た米国の軍事力を抜き去ったら、日本は無力な弱小国です。
戦争も軍事侵攻も、軍事的空白につけ込んで生じるものだということを腹に入れておきましょう。世界のバランスは、しょせん軍事の優劣の拮抗がもたらすバランスなのです。九条に縛られた日本は惨めにその圏外に置かれています。
そして・・・
軍事の力は個人にも及びます。日本人が海外を無事に歩けるかどうか、その背後にある国の軍事力(警察力)の影響を受けます。一国の警察の力はその国の軍事力に比例すること、常識です。
軍事費を削減して日英同盟を維持できなくなったあの時代の愚を日本は繰り返しつつあります。同盟は必要なのです。鳩山の如き粗雑脳には理解が届かぬことなのでしょうが。歴史を紐解いてみても、日本人が海外でひどい目に合わされたり惨殺されたりする時は、日本の軍事力の衰えに比例していることが多いのです。尼港事件、廊廟事件、通州事件、齊南事件等の時期を検証してみてください。
「あやまちは繰り返しません」という平和主義者達は肝心なことが見えていません。戦争は、軍隊があるから、武器があるから、核兵器があるから起こるのではありません。軍隊の不在、武器の欠如、同盟の弱体化を狙い澄まして起こります。
外交は友情では成り立っていません。当たり前ですが、これを勘違いしている政治家と日本人の何と多いこと。それぞれ、自国が大事。自国の益になることなら、嘘をついても騙しても返り討ちしても奪う。それが国家というものです。韓国を批判すると「人種差別」と言い、「嫌韓」と浅く、くくり「韓国にもいい人達はいる」という愚か人がいますが、国家総体としての性根と個人とをごっちゃにしています。
ただでさえ、日本が少しでも弱ったと見るや、譲歩したと見るやそれっとかかって来る中国、韓国ですが、まして日本近海にはレアアース、レアメタル、メタンハイドグレードを豊潤に擁していると解った今、あの2カ国が黙っているわけはないではないですか。どの国も自国の権益に関しては貪欲です。人の国のことなぞ知ったことかです。アメリカとてそう。過信は出来ません。自国を核の危険にさらしてまで、日本を守ってはくれません。防衛に関しては自助が鉄則です。自助ありてこその本来、同盟なのです。自助、独立心無き同盟は隷属でしかありません。
「周辺諸国事情に配慮」して、靖国参拝を自粛などと言うから、なおさらなめられる。周辺諸国の事情などどの国も配慮などしません。配慮は後退であり、敗北だからです。敗北をすると、更にもう一歩敗北させようと相手は出て来ます。当然です。それが世界の力学なのですから。異様に反省癖の強い、おどおどした子供のような国民を、GHQの日本弱体化政策の下請け機関、日教組が創りあげて来ました。
かと言って、親米反米という見地から論じるのも幼稚です。アメリカの悪辣・姑息を知った上で、なお軍事同盟を結んでいる、必要だから。それだけのことです。お互い利点のバランスが拮抗する限りは、そこになにがしかの友情が芽生えぬでもないが、いったん事あらば友情も信義も雲散霧消する、そんなものです、国家間は。
中国韓国、そして在日の理不尽と横暴を何とかしたいと考えて来ましたが、結局軍備に行き着くのですね。日本が集団的自衛権を得て、アメリカと対等になった時、それ以上に九条を廃して防衛軍と核兵器の可能性を宣言(早急に持たずとも)、防衛費などと不正直でぬるいことを言わず、軍事費と言い換えて(認識だけでよろしいけれど)、予算を削減ではなく、これみよがしに毎年増大させて行けば、中国船がいきなり、体当たりしに来ることもなくなるし、韓国や在日の傍若無人も影をひそめます。ロシアの野放図な無礼もいささかましになりましょう。
軍備と核ありてこそ。
軍事費の増大なんて簡単ですよ。中国や韓国にたかられているお金をそっくり回せば、今の2倍3倍程度の軍事費は簡単に出る。
今は不可能事としか見えない在日の強制送還も日本が主体的軍事大国になれば、完璧に不可能というわけでもないだろうし、何よりおとなしくなりますよ、民団も朝鮮総連も。もともとがハートや道理で動く連中ではなく、しょせん力が価値観の連中なのですから、ことはある意味簡単で彼らより遙か上の力を持てばよい。叩かれてばかりいて、叩かれグセがついた日本だから、やつらは図に乗って、また叩いて来るのです。どこかで断ち切らねば永遠の悪しき連鎖です。
何やら好戦的な言い分ですが、そうではありません。卑劣な侵攻や負け覚悟の惨めな戦争を忌避したいがこその提言です。
日本の軍事的独立は今やアメリカも歓迎でしょう。日本弱体化のために憲法を押しつけたアメリカではありますが、経済が傾いている今、日本が気前よく、どさどさと新兵器その他を買い付けるとあらば、米国の軍需複合産業は諸手を挙げての賛成、軍事同盟はなおさら鞏固に、米国内の韓国人主導のリコール等起こらなくなるし、日本政府が申し入れれば、偽従軍慰安婦の碑など即座に撤去です。
イージス艦や戦闘機の部品は日本が作ってアメリカに売っています。日本の大量買い付けは日本国内の景気の上昇をも、もたらしてこれこそwinwinの経済効果で両国の関係は更に良好緊密になります。クソ鳩山が叩き壊した日米同盟を回復してお釣りが来ます。
「核攻撃も辞さない」と脅しをかけて来ている中国の恫喝に負けて、ぶつけてきた方の中国漁船を返し、偽船長を返したのは仙谷などの愚かしく更に汚い売国議員たちですが、日本に軍事力がないばかりに、ぶつけてきた中国に言われ放題。日本でいくら真相を検証したところで、あちらは聴かず、国民も知りません。あれすら日本が悪かった、ことになるのです。
日本は侵略などしません。多言を費やさずとも、それは端的に分かるでしょう? 分からないなら、あなたが在日であるか、中国人であるか、朝鮮脳にすり替えられた人だからです。戦後の自虐史観で、日本は何やら好戦的な国に仕立て上げられてしまいましたが、もともと農耕由来の性温和な国民です。
温和だからこそ・・・・
日本はアメリカと結託して強い上にもなお強く、日々強く。それがアメリカとも対等になることであり、強盗国家中国を抑えこんで世界に平和と安定をもたらす最良の方途です。中国の魔手、韓国の奸計を防ぎつつ日本が毅然として立ち続けるならば、中国はいずれ時の必然で解体して幾つかの小国家に分裂、チベットウィグルも開放され、韓国は日本の救けなければこれも経済的に破綻の可能性が大でしょう。
・・・・と述べつつ、いささかパラノイア的楽観論か? という思いも一抹脳裏をよぎりますが、大筋の論としてはさほどの齟齬もないような。
いずれにしても軍備の抜本的改革無き限り、日本の再生無し、とこれは確信を持ってそう言えます。