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Channel: BBの覚醒記録。無知から来る親中親韓から離脱、日本人としての目覚めの記録。
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新版 秘儀の由来 ーー天皇とは何かーー

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過去に「秘儀の由来 ーー天皇とは何かーー」として小論を記しましたが、更に手を加えてのお目見えです。まず天皇陛下皇后陛下の最大のお勤めは宮中祭祀、すなわちご神事の執り行いである、ということを知っておきたいと思います。

その精神(こころ)は国のため、民のため、であり天皇陛下皇后陛下が国民の敬愛を集められるのは無私にして、国と民を思う心あり、肉体的にも過酷を強いられる祭祀を粛々と執り行われることにあります。

春分の日という呼び名は、憲法と同じく戦後にGHQが制定。本来祭日は天皇陛下が神事を行う日のことで、全ての祭日には「春季皇霊祭」「春季神殿祭」のごとく、日本古来のゆかしい命名がなされると同時に、祭日には天皇陛下が古装束に身を固められ、皇后陛下ともども古来より宮中に連綿と伝わる神事を執り行われる日、と軒先に掲げた日の丸に託して日本国民全員が宮中内の神業(かみわざ)に思いを馳せていました。

神事は、天皇陛下から皇太子殿下に口伝で伝えられる一子相伝で、GHQによって皇室令が廃止されてしまったため、天皇陛下個人で守り通していらっしゃる秘蹟としての神事が存在するやに聞き及びます。

古代の神話を現代に引き継いでいるのは、ひとり日本国のみで、ギリシャ神話は存在しても、ギリシャの神々の息吹きはもはや彼の国に生きてはおりませぬ。神事というのは、日本独自の精神文化の伝承という側面を併せ持ちます。精神文化は民族としての誇りの依り代(よりしろ)でもございましょう。

*今上天皇・皇后も祭祀にはきわめて熱心であり、諒闇(服喪中)や病気を除くとほとんどの宮中祭祀に代拝を立てず御自ら出席している。

 *祭祀に関しては、事前の潔斎と平安装束を着用する事に加え、長時間の正座が必要であり、生前の昭和天皇は祭祀が近づくと、正座してテレビを視聴するなど、意識的に長時間正座することを心がけていたという。今上天皇も新嘗祭の時節が近づくと、昭和天皇と同様に正座の練習をなさる。

 わたくしども、しもじもはよく存じあげませんが、天皇皇后両陛下がご高齢のお体に鞭打っての被災地巡りなど、お大変でお若い皇太子ご夫妻のお肩代わりがあれば、と思うのは人情ですが、しかしながら両陛下の本来のお仕事は宮中祭祀にこそあり、こちらのご負担のほうが外でのご公務の大変さを遥かにしのぎます。

これも、わたくしどもよく存じあげないところではございますが、宮中祭祀には皇后陛下の御役目も大きなものがございます。払暁にお目覚めになり神事のための精進潔斎、斎戒沐浴の天皇陛下をお支えするのも御役目ですが、ご自身も過酷なご神事に参加なさいます。

平成20年までの宮中祭祀へのお出まし

天皇陛下 361回

天皇皇后両陛下 255回

皇后陛下 14回

畏れながら、現在のご皇室の神事の状態を述べますには、皇太子殿下のサボタージュについて触れざるを得ません。天皇陛下ご入院の折り、2011年度の新嘗祭のお肩代わりを皇太子が放擲されましたが、ご公務の単なるサボタージュとは異なり重大な問題をはらんでいます。煎じ詰めれば「天皇とは何か」という問題にシビアに突き当たらざるを得ません。

天皇陛下のお役割あるいは責務として、その最大のものは内閣承認のたぐいではありません。古代より連綿と続く宮中の神事をおん自ら執り行なわれること。
これが最大で、あるいは唯一かもしれません。他は代行できても
宮中祭祀のみは、代打が効きません。本来、ご公務をカットなさっても
あげて神事に邁進されるお立場です。


「少ししんどい年齢に来ているかもしれません」と率直な感想を述べられたのは
一昨年のお誕生日に際しての、美智子皇后陛下です。被災地の東北三県を両陛下は全てお見舞いに歩かれました。その傍らのご神事です。皇太子殿下が御肩代わりなさるべき年齢に差し掛かっているかと思われますがなさる気配はお見受けせず、新嘗祭における長時間の正座による式次第も、ひょっとしてお心得すらあおりではないのかもしれません。宮中最大の祭祀すらお心得がないとすれば、仮に天皇陛下に万一のことが
あった時、どうしのぐおつもりなのでしょう。

朝に夕に民を思い、神々に国家と民との平安を願う、これが古来より連綿と続いてきた
天皇の義務であり、歴代、他の諸事に先行して祭祀は天皇おん自らの御手で執り行なわれて来ました。

1 宮中祭祀には天王陛下自ら「御告文」を奏上する大祭。
2 掌典長が祭典を行い、陛下は拝礼される小祭、
3 その他の祭儀があります。
(皇太子殿下が放擲され、後半から遅刻参列の2011年度新嘗祭は、掌典長が相務めましたから、皇太子殿下は大祭を、小祭その他の些末祭儀に貶められたということになります)

これらの祭祀の中でも特に重要なものが年間通して30回もあります。
厳冬のさなかにも夜明けにご起床され、身を浄められ古式の装束に身を正します。
美智子皇后陛下も未明のご起床で斎戒沐浴、祭祀を執り行う天皇陛下をお見守りになるお役があります。

畏れながら雅子妃殿下におかれましては、将来にわたりこの過酷なご神事をなされること不可能であろうと拝察致します。
そこはどうお考えなのでしょうか。

また一子相伝としての神事のお次第(ノウハウ)が、神事に関心の薄い皇太子に上手く伝承なされているのか、危機感を覚えざるを得ません。

順徳天皇の残された「禁秘御抄」に次の文言があります。

「凡そ禁中の作法は、先ず神事、後に他事とす。明暮敬神の叡慮懈怠無し」
すなわち・・・宮中内の天皇の義務は何にも先行して神事である、明け暮れに神事を行うこと、決して怠けてはならぬ。

*「禁秘抄」は朝廷における儀式作法の根源・由来・を究め古来よりの慣習を後の世代に残さんとしたもの。
天皇政治復興の情熱がこめられ、次代の皇子に帝王の道を伝えようとしている。


皇太子殿下は雅子妃殿下共々、ご先祖の御遺訓に背かれていらっしゃいます。

新嘗祭と並ぶ重要催事に1月1日の四方拝があります。これも夜が明けきれぬ頃
寒気の中で身を浄め、天皇お一人が新しい年の日本国の安寧を祈られる。
もし・・・・この儀においても天皇陛下ご不調の場合、皇太子殿下は
御身代わりに立たれることはないのでしょうか。それこそが
次期天皇であるお方の最大のお役目なのですが。

神事の意義に実感が添わない方もいらっしゃるかもしれませんが、天皇皇后両陛下のお立場は単なる「職域」では無論なく、そこにいらっしゃれば存在意義があるという御存在でもありません。
単に民間の式典に出たり、外国からのお客様をもてなすのがお仕事なら
代々続くご家系などどうでもよいはずです。
一般に語学堪能、容姿秀麗、心身健康な男女を募って一定期間、その「職」に
就かせればいいだけの話。
世界に冠たるエンペラーであるというのは、その名称においてではなく
その「秘儀」に於いてであるということを皇太子殿下はご自覚なさるべきでしょう。
国民もまた。
なにゆえ、国民は広大な敷地と宮殿、おびただしい数のお仕えびと、警護をお捧げしているのでしょう? 海外に御出向きとあらば、一機が仕立てられ一行が供に連なる。
国内で動けばそのつど数百万、数千万。
莫大な国費が投じられています。
しかしながら天皇も皇太子も「職」ではありませぬ。
職としてさえ、現在のささやかなお勤めぶりにしては、過剰なお暮らしを受け取っておいでです。
しかしそういう問題ではない。神々のご意志に耳研ぎ澄まし、日々おん身とお心を
禊ぎながら日本国とそこに住まう民のことを一義にいそしまれるべきお立場に
あらせられます。
畏れながらお妃様の長きにわたる「ご病気」など、本来言い訳にもならぬ厳しい日本の神の庭にお住まいであることをご失念ではありますまいか。
姓も戸籍も無い御身の上で、人並みの価値観は通りませぬ。


天皇たるもの、上記の大きな重要祭祀だけでも年間30回にも及ぶ厳しい神事を
真摯に執り行いながら、【その合間に】都内、近郊、地方への行幸啓、海外からの賓客応対、書類の決裁、対内閣・・・びっしりと公務がおありで、しかし表立つ公務より
実は神事こそが最大の責務だということをご自覚ないのでしょうか。
「合間」の天皇陛下お手助けのための微々たる公務すらお出来になられていない
現状をお妃と共にいかにお考えなのでしょう?
ひつぎのみこに恵まれなかったことは天の意志とでもいうべきことで
ご同情を申し上げます。

神事はおやりにならぬ、ご公務も不十分、皇室外交はほぼ機能せずの現状で、即位という現実はひたひたと迫っているのですが、お妃と共に、どんな形になるにせよ厳しいお覚悟はおありなのでしょうか。

一卑しい民草として、伏してお訊ね申し上げます。

平成24年1月1日(日)の天皇皇后両陛下のご日程
http://www.kunaicho.go.jp/activity/gonittei/01/h24/gonittei-1-2012-1.html

天皇陛下 四方拝(御所)
天皇皇后両陛下 新年祝賀及びお祝酒(侍従長始め侍従職職員)(御所)
天皇陛下 晴の御膳(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀(長官始め課長相当以上の者,参与及び御用掛)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀の儀(皇太子同妃お始め皇族各殿下)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀(元皇族,ご親族)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀(未成年皇族)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀の儀(内閣総理大臣等)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀の儀(衆議院議長及び参議院議長等)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀の儀(最高裁判所長官等)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀の儀(認証官等)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀(堂上会総代)(宮殿)
天皇皇后両陛下 ご昼餐(皇太子殿下お始め皇族各殿下)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀(宮内庁職員及び皇宮警察本部職員)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀(旧奉仕者会会員)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀(元長官,元参与,元側近奉仕者,元御用掛,松栄会会員等)(宮殿)
天皇皇后両陛下 新年祝賀の儀(各国の外交使節団の長等)(宮殿)


年間を通した主な祭儀

主要祭儀一覧

 

主要祭儀一覧 月日祭儀内容 1月1日 四方拝(しほうはい) 早朝に天皇陛下が神嘉殿南庭で伊勢の神宮,山陵および四方の神々をご遙拝になる年中最初の行事 歳旦祭(さいたんさい) 早朝に三殿で行われる年始の祭典 1月3日 元始祭(げんしさい) 年始に当たって皇位の大本と由来とを祝し,国家国民の繁栄を三殿で祈られる祭典 1月4日 奏事始(そうじはじめ) 掌典長が年始に当たって,伊勢の神宮および宮中の祭事のことを天皇陛下に申し上げる行事 1月7日 昭和天皇祭(しょうわてんのうさい) 昭和天皇の崩御相当日に皇霊殿で行われる祭典(陵所においても祭典がある。)夜は御神楽がある。 1月30日 孝明天皇例祭(こうめいてんのうれいさい) 孝明天皇の崩御相当日に皇霊殿で行われる祭典(陵所においても祭典がある。) 2月17日 祈年祭(きねんさい) 三殿で行われる年穀豊穣祈願の祭典 春分の日 春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい) 春分の日に皇霊殿で行われるご先祖祭 春季神殿祭(しゅんきしんでんさい) 春分の日に神殿で行われる神恩感謝の祭典 4月3日 神武天皇祭(じんむてんのうさい) 神武天皇の崩御相当日に皇霊殿で行われる祭典(陵所においても祭典がある。) 皇霊殿御神楽(こうれいでんみかぐら) 神武天皇祭の夜,特に御神楽を奉奏して神霊をなごめる祭典 6月16日 香淳皇后例祭(こうじゅんこうごうれいさい) 香淳皇后の崩御相当日に皇霊殿で行われる祭典(陵所においても祭典がある。) 6月30日 節折(よおり) 天皇陛下のために行われるお祓いの行事 大祓(おおはらい) 神嘉殿の前で,皇族をはじめ国民のために行われるお祓いの行事 7月30日 明治天皇例祭(めいじてんのうれいさい) 明治天皇の崩御相当日に皇霊殿で行われる祭典(陵所においても祭典がある。) 秋分の日 秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい) 秋分の日に皇霊殿で行われるご先祖祭 秋季神殿祭(しゅうきしんでんさい) 秋分の日に神殿で行われる神恩感謝の祭典 10月17日 神嘗祭(かんなめさい) 賢所に新穀をお供えになる神恩感謝の祭典。この朝天皇陛下は神嘉殿において伊勢の神宮をご遙拝になる。 11月23日 新嘗祭(にいなめさい) 天皇陛下が,神嘉殿において新穀を皇祖はじめ神々にお供えになって,神恩を感謝された後,陛下自らもお召し上がりになる祭典。宮中恒例祭典の中の最も重要なもの。天皇陛下自らご栽培になった新穀もお供えになる。 12月中旬 賢所御神楽(かしこどころみかぐら) 夕刻から賢所に御神楽を奉奏して神霊をなごめる祭典 12月23日 天長祭(てんちょうさい) 天皇陛下のお誕生日を祝して三殿で行われる祭典 12月25日 大正天皇例祭(たいしょうてんのうれいさい) 大正天皇の崩御相当日に皇霊殿で行われる祭典(陵所においても祭典がある。) 12月31日 節折(よおり) 天皇陛下のために行われるお祓いの行事 大祓(おおはらい) 神嘉殿の前で,皇族をはじめ国民のために行われるお祓いの行事

 

 これらの祭祀に総て関わられながら、被災地のお見舞いその他数々のご公務、皇室外交を行われます。代々の天皇陛下皇后陛下がお勤めになって来られた厳しい道程でございます。そのお覚悟のある御方のみが、皇室であるお資格をお持ちです。通常一般の人間のお幸せをお望みの方には、無縁の世界です。

 

神殿に装束で立たれると、神のみ前にその方の本質が現れます。

 

 

世界最強の天皇陛下

 タイ国の王女。タイ国民の敬愛を一身に集める方が跪かれる。

 故ダイアナ妃の恭しいカーテシー。

米国大統領がホワイトタイでじきじきに空港にお出迎えするのは天皇陛下、エリザベス女王、ローマ法王。

栄枯盛衰、生じては滅する世界の王家の中で、万世一系の血脈を今に保つ世界の貴種。日本の至宝皇室。 

天皇系図(宮内庁)
http://www.kunaicho.go.jp/about/kosei/keizu.html

世界で最大至高の敬意で遇される天皇陛下ですが、次代に向かいわたしたち日本人はその尊敬を失いつつありはしないでしょうか。皇太子殿下、雅子妃殿下の現状を鑑みるに、次代天皇皇后両陛下としてのお勤めはいかにも御身に余り、ご負担が過ぎるかと存じます。

ご高齢の天皇陛下、皇后陛下のご負担を軽くするのは、本来皇太子殿下、雅子妃殿下ですが、お出来になれる状況にはございません。秋篠宮様の摂政しか手立ては無きよう
に拝察申し上げます。

そしてその上でなお、なにとぞ秋篠宮殿下へ皇位ご移譲を、と伏して願い奉ります。

 


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