正直なところ、いくらか不審点、懸念点もある安倍さんですが、施政方針演説に
関しては安定感があり、しごくまっとうであったと思われますが、いかがでしょうか。
これだけをもってして、100%の御神輿担ぎをするのは危険ですが、しかし
近年の首相演説の中では軸足が日本にあり、価値観が明瞭で出色ではないでしょうか。
<施政方針演説全文>
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130228/plc13022814180012-n1.htm
<防衛危機について・中国>
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130228/plc13022814420015-n3.htm
以下は抜き書き
前説
「強い日本」。それを創るのは、他の誰でもありません。私たち自身です。
「一身独立して一国独立する」
私たち自身が、誰かに寄り掛かる心を捨て、それぞれの持ち場で、自ら運命を切り拓(ひら)こうという意志を持たない限り、私たちの未来は開けません。
総司令官としての決意
わが国の領土・領海・領空や主権に対する挑発が続いており、わが国を取り巻く安全保障環境は、一層厳しさを増しております。 先般、沖縄を訪問し、最前線で任務に当たっている、海上保安庁や警察、自衛隊の諸君を激励する機会を得ました。その真剣なまなざしと、みなぎる緊張感を目の当たりにしました。彼らを送り出してくれたご家族にも、感謝の念で一杯です。
私は、彼らの先頭に立って、国民の生命・財産、わが国の領土・領海・領空を断固として守り抜く決意であります。
防衛費の増加宣言
11年ぶりに防衛関係費の増加を図ります。今後、防衛大綱を見直し、南西地域を含め、自衛隊の対応能力の向上に取り組んでまいります。
わが国の国益は、万古不易です。わが国の存立基盤である「海」を、徹底してオープンなものとし、自由で平和なものとすることであります。
今そこにある中国の危機
安全保障の危機は、「他人事」ではありません。「今、そこにある危機」なのです。
「全世界にとっての基本的に重要な原則、すなわち何よりも国際法が力の行使に勝たなくてはならないという原則を守ろうとしていた」
フォークランド紛争を振り返って、イギリスのマーガレット・サッチャー元首相は、こう語りました。
「海における法の支配」。私は、現代において、「力の行使による現状変更」は、何も正当化しないということを、国際社会に対して訴えたいと思います。
.......抜き書き、ここまで
詳細は全文を読んで頂くとして、尖閣、竹島、北方領土、とりわけ尖閣を視野に入れ、フォークランド紛争などを引き合いに出しながら明らかに中国への宣言かと思われます。これで韓国への姿勢が明瞭であれば・・・と思うのは欲張りすぎでしょうか。安倍内閣に限らず歴代政権のアキレス腱が韓国にあるように思えてなりません。理由は何でしょうか。
「加害者と被害者の立場は1000年たっても不変」新大統領・朴槿恵氏
「日本は歴史を直視。反省と償いを」
一生言ってなさい。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013030100282
大統領が代わっても韓国はこの先1000年、1万年変わりません。変えねばならぬのは日本政府、己れ自身であり、まだ多く韓国の嘘に騙されている日本国民自身でしょう。
援助はいっさい止め、ビジネスも撤退、交わりは最小限度に。可能であるなら国交断絶に近い形にまで。米国の横槍はこれに関しては、はねのける強い意志を持っていただきたい。
「日韓友好」などをぶち上げる人は頭脳が不自由か、出自が実はあちらか、腹に一物ある人達です。
TPP参加への意志は明瞭のようですが、ここでは触れません。
備考 南西地域
フォークランド紛争