日本では繰り返し竹島は日本の領土だと言われ、一方韓国は独島は韓国領土だと言い張る。
マスコミも識者とやらもしかし、竹島がなぜ日本の島であるのかを解説せず、国民も自ら調べる人も少なく、いったいどっちが本当やら、と思っている人も多い。某京都の地方自治体の痴呆職員のごとく「韓国にも言い分はあり、韓国のものである可能性もある」と言い出す者までいる始末。
今この時期に、竹島が日本の領土であることを確信を持って言えないことは日本人として恥ずかしいことです。自国のことなのに、勉強していない証ですから。
そこで今日は僭越ながら、竹島が日本領であるということを明確に解説させていただきます。
▼竹島の住所は?
△島根県隠岐の島町である。
▼面積は?
△東京の日比谷公園をイメージしてください。(竹島を映像で見た時のイメージより、ちょっと広くないですか)西島と東島と2つの島に加えて周辺の岩礁から成り立つ島である。
▼日本が領有権を認識したのはいつ?
△17世紀の前半である。米子の漁民が鬱陵島(現在は韓国領)で漁業の際、鬱陵島までの航行目標として竹島を用い、庶民一般レベルで日本領であるという認識がすでに確立されていた。
▼日本の国土としての正式な認定はいつ?
△1905年。島根県の一部とすることが明治政府によって閣議決定された。
▼よく言われるサンフランシスコ講話条約と竹島との関わりは?
△日本はこの条約により朝鮮半島とその周辺の島々を放棄。だが竹島は放棄対象でなかったことは明確。なぜ明確なのか? 韓国は竹島を放棄対象にするように、アメリカに要望書を出したが、却下されている。アメリカの認識でも竹島は古来より日本領土である。
▼韓国が竹島を強奪した経緯は?
△サンフランシスコ講和条約により、日本が独立して支配権を確立する直前(1952年1月)、李承晩大統領がいきなり勝手に日本海を含む広大な海域を「平和線」と図々しい名称でラインを引く。いわゆる「李承晩ライン」で「ラインの内側は韓国に漁業権がある」と根拠がまったく無い宣言。そのライン内に竹島を取り込む。
▼なぜ竹島を日本は守りきれなかったのか?
△国際法無視で勝手に引かれた李承晩ライン以降、入り込み始めた韓国漁民を取り締まろうと、日本からは海上保安庁の巡視船が出されたが、竹島に駐留するようになった韓国軍の沿岸警備隊に銃撃を受け、武器の使用を禁止されていた日本は戦うことも許されなかった。
▼日本の海上保安庁が無力化させられて、何が起こったのか?
△国際法上、無効な「平和ライン(李承晩ライン)」を越えて漁業をした日本漁民、死傷者44名、殺された者の中には子供が生まれたばかりの若い漁師もいた。日本人抑留者は3929人、拿捕された船舶数は328隻。半島にいわば「強制連行」された抑留者4千人弱は、6畳の板の間に30人も押し込まれ、僅かな食料と30人が桶1杯の水で1日を過ごさなければならないなどの虐待を受け、中には顔を焼かれた漁民の写真も残っている。勝手に共産主義者だと認定された者は数年間も抑留され虐待を受け続けた。(島根の一般漁民が主義者であることは考えづらい)
▼日本政府はどうやって彼らを開放させたか?
△韓国が押し付けてきた不平等極まる交換条件による。その内容。日本人抑留者の返還と引き換えに、常習的犯罪者あるいは重大犯罪者として収監されていた在日韓国・朝鮮人472人を放免し、在留特別許可を与えさせられた。一方、韓国政府は日本政府が摘発した韓国人密入国者、重大犯罪者、政治犯等の強制送還は拒絶し、日本国内に自由に解放するよう要求した。在日の一部はこれら犯罪者たちの末裔であり、強制連行されて日本へ無理矢理連れてこられたなどといい言い分は虚偽である。
▼韓国はなぜ国家的嘘をついてまで竹島にこだわるのか?
△韓国が不法であろうと何であろうと初めて自力で「獲得」した唯一の土地だから。偽りの「独立の象徴」であるから。
独立運動の活動家だったのが李承晩である。李承晩は中国で「大韓民国臨時政府」の樹立を宣言。現在の韓国はそれを受け継いだごとく、繕っているが実際は、実体のない「建国神話」であり、太平洋戦争の終結後に朝鮮半島南部に駐留したアメリカ軍の力によるものであり、韓国は独立に当たって何もしていない。単に棚ボタであっただけ。自力建国ではなくアメリカに与えられた。それが韓国人のプライドを傷つけるので自力建国ストーリーを捏造し、竹島を日本から勝ち取ったという逸話が韓国の建国フィクションには必要である。
自力で独立を成し得なかった李承晩にとって唯一の「戦利品」が竹島であったので死んでも手放すわけにはいかなかった。
▼北朝鮮の場合はどうか?
△彼らも彼らなりの「建国フィクション」を所有している戦争終結後、朝鮮半島北部はソ連軍が占領。北朝鮮が建国されるが、神話では金日成を頭にした「抗日軍」が「日本を打ち負かし」「北朝鮮を建国した」となっています。
▼1905年に日本で閣議決定した竹島の島根県編入に韓国はなぜ文句を言うのか。
△1905年は日本が当時の大韓帝国を日本の「保護国」とした年でもある。この5年後に韓国は日本の支配下に入るわけだが、韓国に言わせると日本帝国の蛮行で竹島が奪われた、となるが事実としては17世紀前半より竹島は実質的に日本の領土であった。
▼李明博の竹島への不法上陸は今後日韓関係にどのような影響をおよぼすか?
△韓国で新たな大統領が誕生するたび、竹島上陸が踏み絵となってしまい、上陸しない大統領は親日派だとして致命的烙印を押されてしまう。やむなく上陸すれば日韓関係はそのつど冷え込み、実は日本に頼っている韓国自身の首を締め続けることになる。
次の大統領選は12月で与党の初の女性大統領候補は朴槿恵(パククンヘ)氏。親日派として知られる人(但し独島は韓国領発言)。父親が日本と縁が深く、もともと親日の家柄。しかし李明博の竹島不法上陸を前提に野党側はパクソンへ氏を親日として攻撃が必至、となるとパククンヘ氏は心ならずも、過度に反日を装わねばならなくなる。
韓国トップの、上の方では竹島が日本領であり、李承晩が強引に独島が韓国領であると言い張り強奪した事実は認識している。(ここのみ拙ブログ主の個人解釈)。パククンヘ氏の父親は実は元大統領・朴正煕氏であり日本国籍のま満州国の陸軍軍官学校に入校し、同校を首席で卒業する。優秀な成績のため、特に選ばれて日本の陸軍士官学校に留学。第二次世界大戦中の1944年に日本の陸軍士官学校を3位の成績で卒業(57期)し、終戦時は満州国軍中尉だった。
こういう背景の人物が大統領として日韓基本条約の締結にあたったわけです。交渉中、朴氏が漏らした言葉が有名です。
「竹島を爆破してしまえば、両国間の懸案はなくなる」
・・・・・竹島が韓国領だという認識ならこの発言は決してない。韓国は真実を知りつつ、国是として「独島は我が領土」と虚偽を言い続け国民の大半はそう信じこんでいるわけです。
もし父娘二代親日派である朴槿恵氏が大統領になれば、僅かながら活路を開いたかもしれない日韓関係ですが、李明博の暴挙によりその芽も摘み取られ踏みにじられました。朴槿恵氏は反日を常時ポーズとして示し続けねばならず、そのつど日韓は冷え込み、日本に負う部分が大きい韓国経済は影響を受け、自らの首を締めることとなります。(その時の日本側の政権がまともであるならば、です)
李明博と朴槿恵氏との関係はこちらで。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120829/236128/
まるで狂ったような李明博の言動の背景には、歴代大統領の悲惨な末路があります。民主化の後ですら、4人のうち1人は投獄。2人は子息が逮捕され、残る一人は自殺という厳しいエンディングです。石原伸晃氏のように谷垣ラインを踏襲するなどとは絶対ならぬのが韓国です。新世代のリーダーは前任者を徹底的に叩き落さないと権力が手に入らない。そういう発想が韓国です。