本日は時事通信の記事をベースに、いくらか述べてみたいと思います。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112400718&g=soc
特例法、否定意見が多数=政府シナリオに暗雲も―生前退位の有識者会議
BB まずこの結果にほっとしますね。
時事通信 11/28(月) 7:06配信
天皇陛下の生前退位に関する政府の有識者会議は30日に憲法学者ら5人から意見聴取を行い、計3回の専門家ヒアリングを終える。
過去2回は政府が検討する今の天皇陛下に限り退位を認める特例法制定に否定的意見が目立った。スピード決着を目指す政府のシナリオには暗雲も漂う。
安倍政権は、実はスピード決着はポーズだけで、引き伸ばし作戦を行っていると思います、と言ってしまっちゃいけないのだけど。
「あたかも一人の天皇のわがままであるかのように扱い、しぶしぶ『抜け道』をつくる安易な対処という印象を与える」。14日の第2回ヒアリングで、ジャーナリストの岩井克己氏は特例法を厳しく批判。恒久的な皇室典範の改正が「王道」だと主張した。
まさに「天皇のわがまま」ですが? だから「しぶしぶ抜け道を作っている」ことも事実。
岩井克己は、元朝日新聞のアカ記者ですが、雅子さん批判はなぜか正確です。
(後述)
これまでのヒアリングで意見陳述した専門家は11人で、このうち陛下の生前退位に賛意を示したのは5人。さらに特例法まで容認したのは石原信雄元官房副長官ら3人にとどまった。
特徴的なのは、安倍晋三首相の支持層と重なる保守系の専門家が強い懸念を示したことだ。平川祐弘東大名誉教授は「あしき前例となる」との見解を表明。渡部昇一上智大名誉教授は「特例法での対応はインチキ」と一蹴した。
政府が特例法での対応を探るのは、典範改正に踏み込むと退位の要件など複雑な制度設計に手を着けることになり、今の陛下の意向を踏まえた迅速な対応が難しくなるとみているためだ。
意向という名のわがままとエゴを認める必要は、微塵もありません。
迅速な対応など不要です。公共放送を電波ジャックなさっての「お気持ち」の
表明など、放送法にも触れるし退位表明して政府を動かすなど、憲法にも抵触しかねません。
政府関係者は「ヒアリングでは、あえて特例法への反対意見を多く聴取し、耳を傾けている姿勢を最大限示している」と語る。現在のヒアリングの展開は想定の範囲内で、今のところ政府のシナリオに狂いはないとの認識だ。
ただ、世論調査で典範改正を支持する声は根強い。民進党の野田佳彦幹事長も「ヒアリングは必ずしも政府の誘導通りに進んでいない」と指摘、典範見直しを唱える。政府が特例法にこだわれば与野党の合意形成が遠のく可能性もある。
「世論調査で典範改正を支持する声は根強い」。これは国民に摂政制度のあること、また天皇の公務は実はさしてないのだという情報を渡してないことに起因します。
民進党の野田佳彦? そもそも共産党と並んで天皇制に基本で反対の元売国党の輩が何を言うやら。
■「陛下を説得すべきだ」=退位反対の渡部氏-議事録
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112400718&g=soc
本来は、皇室典範で摂政制度が定まっているのだから、説得の必要すらなく、
ただ、説明して「ならぬものは、なりませぬ」ということでよいのです。
政府は24日、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」が14日に実施した第2回専門家ヒアリングの議事録を公表した。渡部昇一上智大名誉教授は天皇の生前退位に反対の立場から、 「天皇陛下は皇室典範に違反しようとしている。そうさせてはいけない。しかるべき人が説得すべきだ」と主張した。
■国民世論と乖離=生前退位の専門家意見-野田民進幹事長
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016112100667&g=soc
渡部氏は「皇室典範を変えてはいけないし、臨時措置法(特例法)などというインチキなものをつくってはいけない」と述べ、法整備は必要ないとの考えを強調した。
ヒアリングでは、6人のうち、渡部氏とジャーナリストの櫻井よしこ氏、笠原英彦慶大教授の3人が退位に反対。櫻井氏は過去に条件付きで退位を容認する発言をしていたが、「陛下への配慮と国家の在り方の問題は分けて考えなければならない」として反対に転じたと説明。笠原氏は「国会が最終的に決めることであれば、それ以上反対するつもりはない」と述べた。(2016/11/24-18:03)
■平川氏「退位は悪い先例」=専門家聴取初回の議事公表http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111500462&g=soc
■時事通信が10~13日に実施した世論調査で、生前退位の意向を示唆された天皇陛下の公務負担の軽減について尋ねたところ、「公的行為はある程度減らした方がいい」と答えた人が70.9%に上った。「公的行為は原則なくし、国事行為に限定すべきだ」(11.5%)との回答と合わせ、8割超の人が天皇の負担軽減を望んでいる。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016111700559&g=soc
天皇の負担なんか元々ありませんよ。
祭祀と国事行為のみなので。
他の何だか海外への慰霊やら被災地訪問やら、お出歩きなど
今上陛下と元正田美智子さんが昭和の時代になって
勝手に増やして行っただけのこと。スッパリ止めても何の問題もなく、
またそれでもきつくなったら、摂政にまかせればいいだけのこと。
一方、「公的行為は減らさない方がいい」は11.9%、「分からない」が5.8%となった。
天皇の公務には、憲法に定めがある国事行為と、明確な根拠のない公的行為がある。公的行為は裁量が大きく、今の陛下の下で拡大してきた経緯があり、政府の有識者会議が適切な公務の在り方を検討している。被災地へのお見舞いや園遊会などは公的行為と位置付けられる。
被災地への御見舞も、典範的には不要のたぐいだと思います。
調査は全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は62.0%。(2016/11/17-15:05)天皇公務軽減、8割超が賛成=11%は「国事行為限定」-時事世論調査
・・・・・ここまで
岩井克己について
http://ja.dosuko.wikia.com/wiki/%E5%B2%A9%E4%BA%95%E5%85%8B%E5%B7%B1
マサコズ・ワールド
『文藝春秋2007年3月号の岩井克己(朝日新聞編集委員)&福田和也(文芸評論家・慶應大学教授)対談記事「天皇家の亀裂 雅子妃の孤独」にて、岩井氏発言に出た単語。
雅子が支配者であり法律である世界、それが「マサコズ・ワールド」であり、そこにおいては公務も説明責任も無きに等しいものであると察せられる。
『文藝春秋』2007年3月号<天皇家の亀裂 雅子妃の孤独>
pp.112-113より引用
福田 皇太子殿下は、徹底的に伴侶の味方をするという基本姿勢を打ち出していますし、「医師団の専門的な判断を尊重する」と会見で述べていますね。
岩井 お医者さまも苦しい立場なのではないかと思います。雅子妃の信頼を得ることは難しく、現在の主治医である大野裕慶応大教授までに、何人かの医師が交代しているようです。問題は、そのために医師が雅子妃の論理のなかにつかり込んでしまい、いわば「マサコズ・ワールド」の住民になってしまっているということではないか……。
福田 事実ならば、非常によくない状況ですね。しかし患者に信頼されなければ、治療を始めることすらできないのも事実です。
岩井 病気というプライベートな領域でも、公務に差し障る場合は明確に説明するのが、これまでの皇室では当然のことでした。しかし雅子妃の主治医は「ご病気の性質上、説明はできません」といって会見せず、ペーパーを出すだけですませてしまっている。これも、医師が雅子妃の嫌がることはできないからではないでしょうか。しかし、説明責任をはたさないから、公務の出欠が急に変更されたり(ドタキャン・ドタ出参照)、公務を欠席して私的な活動ばかりが目立つ(同日シリーズ・翌日シリーズ参照)ことに理解が得られず、軋轢がおきています。
福田 雅子妃に反対意見を言える人はいないのですか。
岩井 側近も同様でしょう。かつて皇太子に添い寝するほど近くで仕えた老人が、「いったいどうしてしまったのか。東宮御所にうかがったら、側近はみな、妃殿下の顔色ばかりうかがってピリピリしている。あれでは駄目です」と悲嘆にくれていましたから。(後略)
そしてその翌月、『文藝春秋』2007年4月号では友納尚子が早速というか、この「マサコズ・ワールド」について実に敏感な反論記事を著している。
『文藝春秋』2007年4月号<核心リポート 雅子妃その回復を阻むもの>友納尚子
p.195より引用
あらためて言うまでもないが、適応障害は雅子妃の自覚だけでは治らない。主治医の指導の下で適切な治療が必要なのだ。そして心の病は、自分が抱えている気持ちを話さなくてはならないので、医師との信頼関係が最も重要である。
主治医の大野医師が設立に関った日本認知療法学会に所属する、最新治療に詳しい精神科医は、こう解説する。
「たとえ皇太子妃という公的な立場の方であっても、患者のことは口外しないという考えがあるのでしょう。特に雅子さまは、ご懐妊や流産といったデリケートな話を口外されるなど、医師に対して非常に悩んできた時期が長いと思われます。大野先生にも心を開くまでに時間がかかったのではないでしょうか。
今はしっかり信頼関係を結ばれていると思いますが、その理由は、医師が口外しないことが基盤となっていると思います。それは、先月の『文藝春秋』の記事にあった『医師が雅子妃の論理のなかにつかり込んでしまい、いわば“マサコズ・ワールド”の住民になってしまっている』などといった関係ではない。精神科医として患者を守る、という当たり前のことを行っているのでしょう。(後略)」
「口外するなよ!絶対に口外するなよ!!」という、公人としての説明責任を果たすつもりはやはりこれっぽっちもないということが窺える内容である。
ちなみに元女湯盗撮カメラマンフリージャーナリスト友納尚子については、野村一成東宮大夫にすらその存在を認識されていない程度の取材態度が、『WiLL』2009年10月号<雅子妃問題緊急対談 雅子妃のご病気と小和田王朝 橋本明・西尾幹二対談記事>にて語られている。
山本悟侍従長「この結婚は失敗だった」
『選択』2015年4月号<宮中取材余話 皇室の風(連載80) 二君に事えるということ(岩井克己)>記事
p.89より引用
最も面食らったのは、同年六月の皇太子結婚から半年も経たない頃のことだ。
「皇太子妃もだいぶ皇室に慣れてこられたのではないですか」と(補足:昭和最後の侍従長である山本悟氏に)話しかけると、山本はしばし沈黙のあと「この結婚は失敗だった」と言ったのである。
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