かねがね、ある種の保守の言論の矛盾が不可解でした。
保守を任じるなら、概ね安倍政権に賛同のはずです。賛同でなければ対案を出すべきですが。
ところが、天皇陛下皇后陛下皇太子殿下の左傾言動は見て見ぬふり、あるいは牽強付会の擁護論。
どう擁護しようと、平和憲法護持というご主張なら、そして英霊を「A級戦犯」呼ばわりなら、一般ではこれを左翼と申します。皇后陛下は五日市憲法など持ちだされるし、元GHQメンバーに対して堂々たる賛意・支持を表明していらっしゃいます。
・・・・・と拙ブログでは述べてきた訳ですが、ある種の保守は相変わらず無反応、たまに語彙乏しい「不敬」で思考ストップしたのがコメ欄に現れるだけ。
アメリカでも、天皇陛下は安倍談話に対抗した、と捉えられてますけどね。
普通に今までの言葉の両者の相違を考えれば、天皇ご一家は改憲を党是とする自民党に、そして安倍政権に反対を表明していらっしゃいます。
憲法護持を主張なさりながら、憲法で禁じられている政治と外交に影響する言動をお取りになることもいかがなものかと、思われますが。
<首相70年談話>「反省」天皇陛下と対照的 米メディア
【ワシントン和田浩明】天皇陛下が70回目の終戦記念日である15日、政府主催の全国戦没者追悼式で「さきの大戦に対する深い反省」に初めて言及されたことについて、米主要メディアは安倍晋三首相の戦後70年談話とは「対照的」などと報じた。
米通信社ブルームバーグは「天皇、戦争に反省表明、安倍首相と対照的」との見出しで記事を配信。また、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は「安倍首相の政策に対する静かな反対」との見方が強まると紹介した。
全米公共ラジオ(電子版)も第二次大戦に関する「前例がない謝罪」であり、安倍首相の談話より踏み込んだもの、と評価した。米メディアは安倍談話について自らの言葉で謝罪がなかったとして「日本の指導者、第二次大戦で謝罪に至らず」(ワシントン・ポスト紙)などと批判的に伝えていた。
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アンチ改憲、アンチ自民党、アンチ安倍総理って端的に左翼なんじゃないんですか? 共産党やSEALDsとどう違うんです? その主張は基本で同じでしょう?
日本に反省と謝罪を迫るのは中国と韓国です。
それに答えているのは全部、左翼さんたちか、日本毀損の鳩山みたいな電波と違いますの? 村山富市とか。
その言論を敷衍するなら、当然安保法制案にもご反対でしょう。
個々の胸の内で思われるのはご自由ですが、政治発言はなさるべきではありません。アホ若者の愛鳥やらと同じだと思われるのもまずいでしょう。
天皇皇后皇太子のみが、なぜ例外に扱われるのか、そこんとこクリアに出来る方がいらしたら、どうぞお願いします。
国民が喪に服している終戦記念日に、静養とやらでお遊びに出かけている皇太子殿下雅子妃放置も、両陛下に本当に戦没者を悼むお気持ちがおありなのかどうか、疑問に思わざるを得ません。しかも混みあうお盆の時期に駅と道路を塞いで。
このご一家のお慎みの日の遊び歩きは珍しくもありませんが、それを放置の「ご両親」が反省されたって、反省の位置がちょっと違うのではないでしょうか。
天下国家の前にまずおみ足の足元をどうぞ、顧みられてくださいませ。
あの長男は本当に次代天皇でよろしいのですか? 国民が敬愛を持って
お迎えできるお方ですか?
例えが適切ではないかもしれませんが、庶民で言うなら親戚一同も集まる法事に、長男夫婦が遊びに出かけていない、ということでしょう?
第一、慰霊祭で「反省」って戦没者に失礼ではございませんか?
反省ということは、あれはいけない戦争であった、と。
いけない戦争で亡くなったのが、戦没者ならそれって無駄死になんですか? 犬死になんでしょうか。
マッカーサーですら「自衛のための戦争だった」と公に語っているというのに。
二言目には「不敬」で思考停止する自称保守の人たちは、現在の皇室のていたらくが、GHQの仕組んだレールの終着駅であったことを、思い知るべきです。
保守が戦うべき相手は、皇室ではなくその背後にある戦勝国残滓なのだと、なぜ理解できないのでしょうね。