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『世界が語る神風特攻隊』 終戦記念日に寄せて

           

 

世界が語る神風特別攻撃隊―カミカゼはなぜ世界で尊敬されるのか

読者さんによる書き起こしです。


『世界が語る神風特攻隊』

大東亜戦争末期、必死必殺の特攻兵器をもって
国家の危急を救わんとした殉国の血潮に燃えた青年たちの
勇気と自己犠牲の記録である。

日本は昭和16年12月8日、自存自衛と大東亜共栄圏の理想を実現すべく
日本を戦争に追い込んだ欧米諸国に立ち向かった。
白人不敗の神話を崩壊させた日本軍は、わずか半年余りで
東南アジア全域を西欧列強の植民地支配から解放した後、
各地に独立義勇軍を結成して軍事訓練を施し、
敗戦後に展開された「第二次大東亜戦争」ともいうべき
民族独立運動に契機を与えていく。

だが開戦以来、武運に恵まれていた日本軍も
米軍の反撃の前に次第に守戦に立たされるようになっていった。
この時、劣勢な戦局を挽回するために、敵艦船に対する熾烈な特攻攻撃が展開された。
戦後の日本では「特攻を最大の罪悪と見立てて、絶対服従を強要する上司の命令のために
いやいやながら死んでいった若い将兵たち」という誤った見方が生まれ、
彼らを哀れな戦争被害者とする風潮があったことは実に残念なことである。

米・英・仏などでも神風特攻隊に関する書物が数多く刊行され、
高い評価を与えているにもかかわらず、「かつて味方であった日本人が味方であった日本人を愚弄したり、揶揄したり、嘲笑したりしている」のが戦後日本人の特徴であるといってもいいだろう。特攻の真相は、決してそのようなものではない。
戦没海軍飛行予備学生の遺族会の理事長、杉暁夫氏は次のように語っている。

「私たちの常識ではとても想像もつかないような完全な”滅私”を神風特攻隊員の一人一人が
実践して見せたのである」
「ただ一途に、祖国の危機の前に敢然と立ち向かった若い特攻隊員たちの悠久の偉功を決してないがしろにしてはならない」
ビルマ初代首相のバー・モウも「特攻隊は世界の戦史に見られない愛国心の発露であった。
今後、数千年の長期にわたって語り継がれるに違いない」と述べている。
特攻こそは、欧米の植民地化を恐れた、殉国の血潮に燃えた青年たちが劣勢な戦局を挽回するために行った愛国心の発露だったのである。
また実際の戦果も戦後、米軍が公表したものよりもはるかに大きなものだった。

終戦後、GHQは占領政策の一環として日本改造計画(憲法改正、社会システムの改造、歴史の改竄かいざん)などを実施したが、幸いにも日本が、固有の領土のほとんどを保全でき、分割占領にもあわず、国体を護持できたのは、まさに天佑だったといわねばならないだろう。
著者は、天佑神助とも思われる終戦を招来出来たのは、
まさに神風特攻隊の影響だったと思っている。

戦後67年もの長きにわたって、日本が平和を維持できたのも、憲法9条のおかげではないし、
日米安保のお陰だけでもなく、神風特攻隊の脅威が周辺諸国に抑止力となって働いていることにあると思っている。
このことは、連合国軍に与えた、特攻隊の物資的、心理的効果を見れば明らかであろう。
英国の歴史家H・G・ウェルズが「この大戦は植民地主義に終止符を打ち、白人と有色人種の平等をもたらし、世界連邦の基礎を築いた」と述べているように、著者は、大東亜戦争は戦後のアジア、アフリカに多くの独立国家を生み出す契機を与えた戦争だったと思っている。
戦後の日本人は、戦いに敗れたとはいえ、西欧の植民地支配を崩壊させて世界史の流れを大きく変えた、という誇りが全く欠けている。
大正10年から昭和2年にかけて、日本駐在仏大使を務めたポール・クローデル(劇作家・詩人)が、昭和18年秋に、パリの夜会のスピーチで述べているように、戦前の日本は、外国人から賞賛されるほど尊い国であった。

私がどうしても滅びてほしくない一つの民族がある。それは日本人だ。
あれ程古い文明をそのままに、今に伝えている民族は他にはない。
日本の近代における発展、それは大変に目覚ましいが、不思議ではない。
日本は太古から文明を積み重ねてきたからこそ、明治に入り欧米の文化を急速に輸入しても発展できたのだ。どの民族もこれだけ急速な発展をするだけの資格はない。

しかし、日本にはその資格があるのだ。古くから文明を積み上げてきたからこそ資格がある。
彼らは貧しい。しかし、高貴である。」

現代の日本に、命を懸けてでも守らなければならない価値が果たして存在するだろうか。
数年前から、食品偽装問題、凶悪事件の頻発、年金記録の改竄(かいざん)、公務員、政治家の不祥事などが起こり、日本人のモラルの崩壊が叫ばれるようになってきたが、このように荒廃した国を、誰も、一身を捧げてまで護りたいとは思わないだろう。
今年再び北朝鮮による弾道ミサイル発射実験が行われたが、事前に予告されていながら、
発表が大きく遅れるという、まさに平和ボケ国家の失態を演じて見せた。

これがもし、予告なしの核攻撃だったら、地震よりも深刻な事態に陥ったことは明らかである。こうした日本の危機の奥底にあるのは「日本人の精神の危機」であることを強く認識すべきであろう。

では、このような「日本人の精神の危機」を克服するには、どうしたら良いだろうか。
それには、まず日本人が、大東亜戦争と神風特攻隊を、単なる戦争であるとか、単なる美談とみるのではなく、かつて日本は西欧列強に対して捨て身の一撃を加えて、アジアを西欧の植民地支配から解放した国であること、そして日本に、天佑神助をもたらした神風特攻隊に対して、もっと大きな自信と誇りを持つことが大切である。

さらに日本人が、このように世界から高く賞賛された大東亜戦争と神風特攻隊の世界史的意義を再評価し、東京裁判がもたらした誤った歴史認識から脱却することが重要である。
もし日本人にそれが出来たならば、再び日本が国難に直面しても、
かつての神風特攻隊のように、日本を守るためにいつでも死ねる覚悟と勇気を持った者が現れてくるはずである。
『世界が語る神風特攻隊』吉本貞昭 著 ハート出版「はじめに」より

 

そしてその英霊をそしる日本人もどき。無論物事には、2つの視点があります。
しかし、日本ために命をかけてくださった人々を、「貧しい思考力」と貶めるこの人は日本人でしょうか。いえその前にまともな人間でしょうか。

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アムステルダムの光芒【照らされた日本の誇り】

 

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