これだけは書き残しておかなくてはと・・・・・つい記事が続いています。
考察を詳細にせねばならぬことに皇后陛下とGHQとの関係がありますが、
本日は基礎中の基礎だけ。入内以来の皇后陛下の美質に目を奪われ、
皇后陛下のカトリックに基盤を置く精神性が、どこから来るのかを
考えず国民は来ました。それが「A級戦犯」発言で、著しく疑義を
抱き過去の言動まで遡って考察が行われている、というのが現在でしょう。
考察の一つに、皇后陛下は実はGHQの皇室/日本弱体化政策の
流れで入内なさった方ではないか、という疑義もその一つです。
人の内面を考察する一方法として、その人の対人関係を観察することがありますが、皇后陛下の交流マップ及び身辺にカトリックが多いことは事実です。
そして、概ね女性は「男女平等主義者」つまりフェミニズム色の濃い人達です。
それは民間では無問題です。しかしながら、皇室は男女不平等エリアでそれが、国民共通で許しているエリアでもあります。なぜなら、皇室は神武天皇という
男性を初代に仰いだ男子一系の、極めて男子偏重の場であるからです。
そして、おそらく・・・・皇后陛下はその基本的伝統に歯向かおうとしておいでです。
たとえば天皇陛下がお話になっている間の皇后陛下の低頭。
天皇陛下とは密着を避け、なるべく一定距離を保ち、歩くときは
やや遅れて、が香淳皇太后までの伝統でした。
それは、男女不平等などという薄っぺらい西欧概念からではなく、
天皇陛下を「お上」あるいは神として仰いで来た伝統上の必然性です。
民もまた、これは男女関わらず頭を垂れる存在です。少なくともそうあるべきお方で、それが皇后陛下の入内以来なし崩しに崩れてきた、というのは
事実ではないでしょうか。
敗戦後にすめらぎは人となられましたが、神という言葉は廃されても
「お上」という心根が国民から失せたら、それはもはや皇室ではないでしょう。
そして皇后陛下は低頭なさらず、並んでお歩きで時には天皇陛下の
前を闊歩されます。
その形態がもっとカリカチュアライズさえされて、誇張された形で
現れたのが東宮ご夫妻でしょう。将来いずれ、「皇后が天皇を尻に敷く」
時代がこのままでは、来るのでしょう。皇室は終わりです。
他の何か・・・・・たとえば王室に限りなく近づいて行くでしょう。
皇后陛下はそれをもし望まれているのだとしたら、お門違いと申し上げるしかありません。そもそもA級戦犯発言の前に、ベアテ・シロタ・ゴードン追悼式への
賛辞を皇后陛下が贈られていることで、国民は気づくべきだったのかもしれません。皇后陛下はゴードンさんの孫達まで皇居に招く身の入れ方です。
ユダヤ人で、皇后陛下が心を寄せる人としては、ご多分に漏れず
ゴードンさんカトリック教徒です。
そして「男女平等」を日本国憲法に盛り込んだ人。
皇后陛下のゴードン氏追悼式に寄せた賛辞は、九条護持発言の立場表明に
凖ずるでしょう。そしてそれはお立場からして「護持」を唱えるごとき政治発言は、憲法で認められていることでしょうか。
その前に・・・・
わずか、22歳の「女の子」を、日本国憲法作成に携わらせた、というそのことに、なぜ日本国民は奇異の念を抱かず、抗議もしないのでしょう?
世間知もない未熟な年齢を作成スタッフに加えたGHQの、日本への軽んじ方ではないのですか? やや譲って仮にその内容が正しかろうと、です。
それを後生大事に抱えてありがたがっている「平和憲法」「九条」信者たち。
日本に幼少期わずかに10年間暮らしていたというその「経験」を買われての、敗戦後のGHQによる招聘でした。
しかし、ベアテ・シロタ・ゴードンがその頃見聞きしていた日本人の
女性の不平等感は、使用人であった網元の娘から聞かされる
話がメインだったと言われています。事実であったろうが、ある階級に
偏っての情報だったことは想像に難くありません。
h ttp://blogos.com/article/53354/
一家とともに暮らしたのは、父母のほかに、江の浦(静岡県沼津市)出身で網元の娘の小柴美代らお手伝いさんと、エストニア人の英語教師。小柴美代は、とりわけ身近に接した日本人女性だったため、ベアテの精神形成に大きな影響を与えたとする指摘は多い。 日本女性の地位の低さを、小柴美代から「子守歌のように」聞かされていた経験が、のちに憲法24条草案を積極的に書かせる動機になった、との指摘もある(『日本国憲法を書いた密室の九日間』)。 またベアテ自身も後年、小柴美代との出会いを折に触れ述懐しているうえ、1966年にはニューヨークに呼び寄せてもいる。
「私は小さい時から「美代さん」という家にいたコックさんからいろんなことを聞いたんですよ。台所へ行くというのは西洋人はやらなかったんです。女中さん達は、行くけどもね。でも、私達は台所がとっても面白い所だと思っていました。美代さんというのは、とっても面白い人だったんです。そしてとても若い人だった」
聞かされたのは若い女中の話だけ。山内一豊などの賢妻や、日本史に多々現れる烈女のことは知らなかったのでしょう。女中から聞かされた封建制のみを参考に憲法を書かれては、たまったものではありません。
卑弥呼は女性です。近代においてもなお、西部劇における白人女は、
コルセットで腰を締めあげ、ちょっとショックなことがあると気絶する
弱々しさが理想とされていたのに、何をまた今頃平等などと言っているのだか。
もっともアメリカの女性蔑視については、ゴードンさんも自覚はしているようですが。
日本人が最高神として仰ぐ天照大御神が(とりあえずは)女性神であり、旧約聖書が奉じるヤハウェこそは、男性神としての認知であることには
思いを巡らさなかったのでしょうか。
神の関わるところ、薄っぺらい男女同権など通らぬこと、自身が
帰依したカトリックの世界を見れば一目瞭然でしょうに。
なぜ、ローマ法王は代々男性なのですか。
正教会、カトリック教会で司祭職につけるのは、男性だけですね。
男女同権主義者は女性の人権として中絶の自由を説きますが、
カトリックはこれを禁じている矛盾。ゴードンさんはこの点は
無視。
自らを棚に上げての、チープな「日本人は男女不平等論」を少なくとも
あなたには言われたくない。しかもわずか22歳でそう決めつけ、
日本国憲法に上から目線で盛り込むなど僭越至極。中身は
ともかくとして、無礼でしょう。
それゆえ稀種であり貴種として世界が尊ぶのです。
安っぽい男女同権意識が皇室を壊すこと、東宮夫妻の例を見れば
歴然でしょう。
そして、皇室/日本弱体化施策のGHQの手先であるベアテ・シロタ・ゴードンに最大限の賛辞を贈っているのが、皇后陛下であるという事実を国民は直視すべき時なのでしょう。
http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokaito-h25sk.html
平成25年 誕生会見の言葉
「五日市憲法草案」のことをしきりに思い出しておりました。明治憲法の公布(明治22年)に先立ち,地域の小学校の教員,地主や農民が,寄り合い,討議を重ねて書き上げた民間の憲法草案で,基本的人権の尊重や教育の自由の保障及び教育を受ける義務,法の下の平等,更に言論の自由,信教の自由など,204条が書かれており,地方自治権等についても記されています」
「日本における女性の人権の尊重を新憲法に反映させたベアテ・ゴードンさん」
信教の自由は、あってしかるべきでしょうがそれを皇后陛下がおっしゃると、意味合いが異なります。皇室内での信教の自由まで敷衍されかねません。
敢えてそうおっしゃっているのでしょうか。
ベアテ発の憲法24条をもし皇后陛下が、皇室改革のためにあてはめようとなさって来たのだとしたら、それは基本的考え違いであり、不遜であると申し上げざるを得ません。その結果が端的に東宮夫妻のぶざまさです。
24条 「それ故、婚姻と家庭とは、両性が法律的にも社会的にも平等であることは当然であるとの考えに基礎を置き、親の強制ではなく相互の合意に基づき、かつ男性の支配ではなく両性の協力に基づくべきことをここに定める。」
これを皇室にあてはめようとしたら、皇室は瓦解します。皇室のみは治外法権に置かないと、皇室の伝統的価値体系が壊れてしまいますが、思えばその伝統破壊者が皇后陛下でした。
共同通信に対して、ベアテさんの娘のニコルさんは「母は生前、憲法の平和、男女同権の条項を守る必要性を訴えていた。改正に総じて反対だったが、この二つ(の変更や削除)を特に懸念していた。供物で弔意を示したい場合は、代わりに護憲団体・9条の会に寄付してほしい」と語っています。
護憲。九条の会。これらに皇后陛下が与していらっしゃるということでしょう。
そしてそれは、文脈の必然的帰結として自民党否定、安倍政権批判となります。
内容の是非はさておくとしても、おっしゃるべきことではないでしょう。憲法護持をおっしゃりながら、天皇の政治参与を禁じた憲法に抵触しかねぬ矛盾にお気づきではないのでしょうか。
葉山の御用邸でご療養中の皇后陛下が、宮中の祭祀はお休みになったにもかかわらず、交通を遮断させながら駆けつけられたのが九条の会関連の左翼作曲家三善晃氏の追悼コンサートであったことは、過去記事で述べました。
端的に、皇后陛下は(天皇陛下と共に)「憲法護持」「九条改正反対」論者です。
皇太子殿下も凖じます。
この現実を、国民は目をそらさず直視すべきでしょう。皇后陛下が交わるのは、主にカトリック教徒、九条信奉者。そして後者には本来、皇室否定の左翼が多いのです。
末尾にゴートンさんのことを色々申し上げましたが、それはあくまでも
対皇室、対皇后陛下との関係性における不適切性であり、ご本人は
極めて思考柔軟な知識人で善意の人でいらっしゃることは認めます。
しかしながら、アメリカンエゴイズムというべきか、日本に武装させぬ
九条をあくまでも要求するなら、まず軍事大国のアメリカ、そして中国韓国で
それを主張なさるべきだったでしょう。そうでなければ「押し付け」の域を出ません。
ベアテ・ゴードンを称える映画が日本で作られその映画の製作委員会の
メンバーに男女平等主義者が名を連ねていて、その事自体は問題ではなく、
ゴードンさんの唱える男女平等自体が悪いというわけでもなく、ご本人の
人間性をとやかく論じたわけではありません。
あくまでも「皇后陛下」との関わりでの、「皇室で男女平等が成り立つか」という命題の記事です。それに加えて、男女平等と必ずワンセットで来る護憲論への
懐疑です。
関連過去記事
❖皇室内の「男女同権」の是非について
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/50037475b8e0545d948256df2f0fe6c9
皇后陛下のカトリック・ローマ法王ふう?
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/44aa253ae87d35caf6882f3f6a46075b
コメ欄から拾った皇后陛下論 1
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/1359e04f393f9f38f2d52aa38d6fb1b7
コメ欄から拾った皇后陛下論 2
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/07085d3383a9c660384c707f2390a12f
コメ欄から拾った皇后陛下論 3
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/3398bf295fde20f0b8d82e06406cd50
場合によったら、加筆訂正を重ねながら更に手を加えていく可能性もありますが、とりあえずアップしておきます。
【ニューヨーク=中井大助】 連合国軍総司令部(GHQ)の一員として日本国憲法の草案づくりに携わり、 昨年末に89歳で亡くなったベアテ・シロタ・ゴードンさんの追悼式が28日、米ニューヨークであった。
(中略)
ジャパン・ソサエティーの桜井本篤理事長は、宮内庁の川島裕侍従長からもメッセージが寄せられたことを披露。ゴードンさんと交流があった皇后美智子さまが
「戦後社会における日本女性の権利のためにゴードンさんが果たした役割を重視しており、 その功績が日本で長年にわたって記憶されると信じている」との内容だったという。
http://www.asahi.com/national/update/0429/TKY201304290279.html
参考サイト
h ttp://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h12/jog141.html
■3.銃剣を突きつけて受諾させた憲法■
どんなに良い憲法でも、日本人の胸元に、銃剣を突きつけて受諾させた憲法は、銃剣 がその場にとどまっているだ けしかもたないというのが自分の確信だ。
マッカーサーが後に語った言葉である。総司令部が作った憲
法は、日本国民が自主的に制定したと言う形をとっても、いず
れ占領という「銃剣」が終わったら、すぐさま日本人は本当の
自分たちの憲法を作り出すであろう。今回の憲法はソ連を含む
連合国に対して、天皇制維持を呑ませるための「仮設憲法」に
過ぎない、とマッカーサーは割り切っていたようだ。
http://mainichi.jp/feature/koushitsu/news/20121220k0000m010047000c.html
護憲九条墨守発言で、自民党及び安倍政権アンチの立場を表明した形になった天皇皇后両陛下ですが、民主党野田政権時代に成立しかけた女性宮家創設も安倍自民の誕生で頓挫。女性宮家を望まれていた両陛下はここでも、
アンチ安倍の対立構造になったわけで、保守層で安倍政権支持者でしかも
両陛下擁護の立ち位置の人たちは、二律背反に引き裂かれる状況になりました。
拙ブログでは、八木教授懸念以前に皇后陛下が望まれているらしい
愛子様天皇即位などあってはならぬことと考えます。
2700年続いた男子一系の皇統が途絶える他に、配偶者に出自ロンダリングした朝鮮人や、カルト宗教の男の入内が可能となり、ある勢力が
目指している皇室乗っ取りが成就してしまうからです。
GHQ押し付け憲法と女性宮家の是非、関係無いようですが
通底している共通項は、いずれもマッカーサ支配下の日本/皇室弱体化施策の流れにあると思われる点です。
女性宮家と女帝の肯定は、限りなく王室に近づくことであり
それは皇室の終焉を意味するのではないでしょうか。
女性宮家と女帝の擁立を考えていらっしゃるのは皇后陛下のみではなく、
どうやら天皇陛下も同じお考えのようで大いに困惑しています。
全国都道府県議会議長会と自由民主党三役との懇親会(2006/01/17)で、自民党武部幹事長が皇室典範改正法案に関して、「皇室典範改正(直系長子継承)は陛下のご意思だ」と発言(週刊新潮2006/02/09号)
http://www.zassi.net/detail.cgi?gouno=10360
親王誕生直後、天皇陛下がごく親しい人物に内々にこんな話をされている。
「美智子も親王の誕生を大変喜んでおりますが、美智子はやはり皇太子の系譜に
皇統を継がせたいと申しているんですよ」