3選目はない大統領が「尖閣は安保の対象」と言ったって、それをまともに受け止めた日本人もさしていないでしょうが・・・・・・ もともと、米国が自らを核の危機にさらしてまで日本を救けることはあり得ないことなど、前々から言われているし、よく考えれば当たり前のことですね。 安保神話がここ近年、急速に潰えて来ているのはアメリカの国力低下にもよるのでしょう。 ただ当座の安倍政権にとっては、オバマ大統領の尖閣は安保対象発言はとりあえず満願回答ではあったのでしょう・・・・・・。 ただ、中国側が漁民を装って尖閣に上陸して来た時、自衛隊もアメリカ軍も手出し出来ないという抜け道があると警告を出しているのは青山繁晴氏です。
日本独自に何が出来るか考えようという提示だったと思います。 以下。オバマ大統領の発言を否定した人物の、発言内容記事です。 米国は日本のため、命を懸けて中国と争わない・・・「利益がない」=米識者
サーチナ 5月2日(金)5時59分配信
米国経済戦略研究所のクライド・プレストウィッツ所長はこのほど、英紙フィナンシャル・タイムズに文章を寄稿し、米国は尖閣諸島(中国名:釣魚島)やスカボロー礁(中国名:中沙諸島黄岩島)のために中国と戦争することはあり得ないと主張した。香港メディア・中国評論社が報じた。
尖閣諸島をめぐる中国との対立を受け、米国による保障の言葉を求めていた日本に対し、オバマ大統領は日本訪問前と訪問中に「日米安全保障条約第5条の適用対象だ」だと明言。尖閣諸島について、米国の大統領が「日米安保条約の適用範囲内にある」と公に明言したのは、オバマ大統領が初めてとして非常に大きな注目を集めた。
だが、プレストウィッツ所長は、 「尖閣諸島のために米国人が死ぬことは、ウクライナのために死ぬことよりも筋が通らない」と述べ、日本や韓国など米国の同盟国は保障を求める一方、米国にはその見返りがないと指摘。「米国は日韓を守ることを承諾しているが、逆に日韓は米国を守ることを約束していない」と主張した。
プレストウィッツ所長はまた、日本などが米国の保障を求める理由は「中国の勃興を牽制すること」にあると指摘する一方、 「中国への投資を増やし、経済面での中国依存を深めている米国は、貿易や金融政策の面で中国政府を怒らせるようなことはしない」と主張した。
さらにプレストウィッツ所長は、中国に対するけん制は日本などにとっては利益になるとする一方で、「米国にとっての利益は見当たらない」とし、オバマ大統領は日本などアジアの国々に対して「米国の約束がどれだけ信用できるか」を伝えるよりも、「日本などが米国のために何をしてくれるのか」を問うべきだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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言いたい放題ですが、しかしオバマ大統領の日本にいい顔、韓国に行っちゃ韓国にいい顔の二枚舌外交より率直であり、クライド・プレストウィッツ所長の言い分のほうが現実に即していて、まだしも筋が通っていると思われます。
となれば、日本が米国に馬鹿高いお金を渡し続けている意味って、何なの? という
疑問が当然起こりますね。
言ってみれば、米国の保有する核の、レンタル料のようなものですが、それにしても高過ぎるでしょう、実際の話。実物レンタルではなく、イメージレンタルみたいなものだし。
米の核の威光が何となく日本を守ってくれていると、そのイメージが健在なうちは
米の核と強大な戦力の抑止力があるということで、国民も納得していたと思うのですが。
>日本などが米国のために何をしてくれるのか
日本を本気で守る必要はない、と言ってのけたからには、日本からの
莫大な軍事費協力(思いやり予算とはつけもつけたり、偽善名)も、
基地提供も必要ないということになります。
お金と基地提供が「日本が何もしてくれてない」という判断なら、日本が憲法改正の上、
核を保有するしかなくなりますね。
それを妨害しちゃいけませんね、上記の主張なら。もともと、日本に平和憲法を押し付け、
軍事的無力化を謀ったのはアメリカなのですから。
日本国内の基地は、日本の防衛以外にアメリカ軍の戦争に使用はならない
はずですが、見え透いた理屈をつけて、今まで使って来ていますがそれも
ご破算ってことになりますね、日本が何もしてくれてないと言い張るのなら。
終戦後アメリカが日本に課した30箇条のプレスコードと「日本が全て悪かった」とする
日本国民への総洗脳教育システムwar guilt information programで
日本の自衛の手足をもいで無力にし、米軍におんぶに抱っこの体制を
作り上げたのは当のアメリカなので、何を今更身勝手なことを言うのだ、
ということですが、それが現実なら日本も考え時でしょう。
半島有事の際には、自衛隊の援護がないと米軍の動きも厳しいものが
あると思うのですが、それも何もしてくれないということにカウントされるなら、
憲法を改正の上、日本は正規の軍隊を持ち、核を保有する以外
ないのではないでしょうか。
憲法改正反対を叫ぶ人たちは、アメリカ軍撤退をも叫ぶ人たちですが、
では何を持って自国を守ろうという主張の持ち主でしょうか。平和憲法が
中国の侵略を防いでくれるというなら、頭がどうかしています。
平和憲法で平和が担保できるなら、どの国も馬鹿高い予算を費やして
軍事費に回す代わりに平和憲法を制定するでしょう。
北朝鮮による拉致は9条のもとで、行われたことをお忘れなく。
やる気でやって来る連中にとっては9条など、トイレットペーパーに
描かれたイラスト程度に無力です。
大変言いづらいことですが、天皇陛下と皇太子が続けざまに
憲法順守を口にされ、間接的に安倍内閣を批判されました。
お二方のご意志であるのかどうか、そこが大変気がかりです。
本来口になさるべきではないことなのと相まっての懸念です。
何か妙な勢力が皇室でうごめいていはしないか・・・・。
とりあえず、こうした政治的疑義の対象圏外にあるのが従来の皇室でしたが
雅子妃入内以来、何か磁場が狂って来ているような思いもよぎります。
お父さんが自虐史観の最右翼の方で、中国とも密着している方だし・・・・・。
天皇陛下のご発言の真意については、これ以上言及するのは
差し控えさせて頂きますが、頼みの綱であった日米同盟が盤石ではないと
分かった今、どうすればいいのか国民は真剣に考えるべきでしょう。
軍事のプロ中のプロ、田母神俊雄氏によれば中国の現在の実力では
仮に自衛隊との交戦となった時、中共軍のほうが負ける、と。
しかし10年後には様相が異なる、と。
となれば、この10年間が日本の国防の明暗の分け目なのでしょうか。
>「中国への投資を増やし、経済面での中国依存を深めている米国は、貿易や金融政策の面で中国政府を怒らせるようなことはしない」
あと、米国の国債の最大の買い手が中国ですね。全部いっせいに売っちゃうよ、と。
中国が言えばアメリカは困ったことになります。
ついこの間のオバマ夫人のみならず、娘二人、夫人の母親まで伴っての訪中は
人質差し出しの上、恭順の意思表明と見えなくもありませんでした。
安保と軍事には無知に近いので、これと断定する能力も有していないので、
今回の記事は「懸念」レベルと受け取ってください。
即反米の奨めを言いたいわけではありません。韓国が上から目線で「用日」という
日本にしてみれば、見え透いた小ずるさをアメリカに対し「用米」をしようという
提案でもありません。日本にそのたぐいの姑息な外交は不向きです。
対米関係と、日米同盟は慎重に扱いつつ、しかし現実対応でベストなのは
何か考えるべき時期にさしかかったのではないか、とそのことの提議です。
末尾に書き添えたいのは集団的自衛権が認められないと、アメリカの望む
「日本も何かしてくれと」いうのに答えられません。
韓国では日本の集団的自衛権にナーバスになっていますが、それがないと
韓国が北から攻められた時、自衛隊は米軍の援護が出来ません。
自衛隊の援護なくして半島への米軍の出動も円滑には行きません。
オバマ大統領もせっかく韓国に出かけたのに、韓国の日本の自衛権に対しての反対に、なぜ北からの脅威を含め日本の援護が必要なこと、言及しなかったのでしょうね。
アメリカは、韓国も実は放擲にかかっているのでしょうか。
無知な領域を取り上げたので、質問形が多い記事になりましたが、考える
よすがになればと。