みのもんたが「ステルス戦闘機に何百億もかけるなら社会福祉に回せ」とその番組内で主張したそうですが、阿呆です。国防の何たるかがわかってない。しかし、これを正論だと思い込む人たちが多いから、日本の国防費が削減されて行っても国民は平然としているのでしょう。
なぜ国防が必要なのか? 戦争になれば、ステルス戦闘機一機どころではない莫大な国費と、それに加えて人名が失われるからです。簡単な理屈。
戦争はしません、と九条ごときで宣言していても、否応なく巻き込まれるのが戦争です。簡単な事実。
九条で平和は保てません。今たまたま一見平和が続いているのは僥倖に過ぎません。九条が平和を保障してくれるわけではありません。
日米安保は、ある局面に達したら(アメリカも被害をこうむる状態になったら)全く機能しません。日本は孤立無援です。単純な現状。
国防費をもっともらしい理由でケチったら、ろくでもないことになるのは歴史が証明しています。
山県有朋が帝国議会に計上した8千万円の軍事費を、よってたかって削減した阿呆どもがいた。120年前の日本にも、みのもんたが帝国議会にいたのです、それも複数名が。立憲自由党の大江卓他です。
当時のみのもんた複数名が削減した結果、国家予算は無駄遣いをせずに済んでメデタシだったでしょうか?
いいえ。
その結果、日清戦争に日本は巻き込まれ、多大の国費と人名とを失うことになります。
相手の国防力弱し、と見做されたところに戦争は生じる。それは先の太平洋戦争でも同じ構図でした。
日本が日英同盟を破棄、二度の軍縮会議を経て国防力が落ちたところを狙われました。侵略戦争呼ばわりされるほど日本が開戦に積極的だったわけではありません。
ずいぶん端折った説明ですが、事実経過はこうです。「国防力の落ちた国が戦争に巻き込まれる」
防衛力が低い国は、またゆすりたかりの対象になります。中国に軍備で見くびられているからこそ何超円も巻き上げられる。ステルス戦闘機数百億どころの出費ではないのだということを、みのもんた氏および日本に多大にいるであろうみのもんた2号、3号・・・・氏たちは解っていません。
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/470.html
石原 「ステルス戦闘機には日本の高度な技術が使われている。外交に利用すべき。」
田母神 「日本のステルス研究がモノになりそうになったらアメリカはロビー活動を活発化させる」
ステルス戦闘機F35(米ロッキード・マーチン社提供)
そして、とてもバカバカしい状況に日本は置かれています。戦闘機の基幹部分を作る8割の部品は日本製品です。日本はせっせと基幹部分部品を開発し買い上げてもらって、そして”完成品”を適正価格の2倍、3倍で買わされるシステムが出来上がっています。しかも買わされた挙句、アメリカは世界最強の「F22プラター」は売ってくれない。その時々に最高でなければ本来の防衛の意味は果たさない。でも、ないよりはマシだから買う。買わざるを得ない。
軍事に詳しくないので、この程度の説明しか出来ませんが、日本が置かれた位置の理不尽さとアホらしさはお解りいただけるかと。
要するに日本は戦闘機を自分で作る能力を有しながら抑えこまれ、その優秀な頭脳と技術力でせっせと部品を作らされ売らされて小金を得るも、本体を買うのにどっと吐き出して、しかも国防に十分とは言い換えるレベルの戦闘機しか売って貰えない。そういうことですね。誰が悪くてこうなってるのかお考えください。いろいろ要因はありますが、言わせていただけりゃ国民が最も悪い。度か過ぎます。無知です。無知の状態に囲い込まれていることにすら気づかず、眠りこけている状態。お金がないないと言われながら消費税必至とそれはまあいいでしょう。しかしなにゆえ中国に何兆円も貢ぐのでしょう? はい、国防力が弱いから、核を持たぬどころか、持たないと宣言してしまっているからです。国防にお金をかけないということは、つまりはそういうことなんです、恐ろしく高コストにつく。わかりました? 全国のみのもんたさん。