拙ブログのみならず、皇太子が各神社へ神饌料をいっさい納めぬことが
何度か話題に上がっています。
拙ブログ過去記事
皇太子の神饌料は、天皇陛下のそれに包摂されるのか?
http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/32db576938260378d735f40ef421d8af
鳥居をくぐらぬ東宮http://blog.goo.ne.jp/inoribito_001/e/8f23b166d7b8a771497a89e633b253f6
皇太子殿下のお名前がありません。
これに関しては、擁護論もあり「天皇陛下がお出しになる神饌料の中に含まれている」
というものです。
その言い分が正しいのかどうか、拙ブログでは論じるに足る確たる論拠は持ちません。
ただ、果たしてそうであろうかと首を傾げる材料が三つほどあります。
一つは読者の方が、宮内庁に電話され、それへの回答。
宮内庁回答
●天皇と東宮の財布は別々で、神饌料に関しては皇太子殿下のご意志にまかされている。
●生活費としての内定費は、両陛下、東宮家それぞれに 予算がつけられているので、神饌料はお気持ちがあれば東宮として出せる。
●宮内庁では、どなたがどちらへ出されたか、神饌料の有無は把握はしていない。
●ちなみに、「ヤフコメ」は宮内庁としてのチェックではないが、個人で見ている。
●宮内庁へのメールや電話、書簡は必ず上に上げているとのこと。
宮内庁でも経験上、電話を受ける職員によって、気さくであったりそうでなかったり、意見のニュアンスに異なる点があったり・・・・で必ずしも均一の意見であるということでもないかもしれませんが、上記のごとく「皇太子に意志があれば出せる」というのが意見の一つで有ることは確かです。
擁護派は「出雲神社に確かめたら」天候皇后両陛下の神饌料の中に含まれている、と
いうお答えだったと胸を張るのですが、神社側が皇太子を結果的に貶める如き回答をするはずもないでしょうに?
「そういうふうに受け止めるようにしています」ということなのではないですか?
神社に訊くのは間違いですよ。神社は立場上、皇室批判はタブーなのですから、
かばうような発言になるのは当然です。
なぜ宮内庁に直接問い合わせないのでしょうね。
経済的に内廷費は、天皇皇后と東宮とは別、要するに財布が別々だそうなので
神饌料が天皇陛下のそれに包摂される、という考え方は少しおかしい気が
するのですが、どうでしょうか?
一緒にお住まいならともかく、独立してお暮らしで内廷費も別々に振り分けられているのであって、将来共に皇室にも日本国にも何ら寄与は期待できない愛子内親王お一人だけに6千500万もの国費が費やされているのですから、神饌料がどれほどか知りませんが、さほどの高額でもないだろうものを、天皇陛下のお財布に包摂してしまいますかねえ?
素朴な疑問に過ぎませんが。
余談ですが、皇室にも国家にも寄与絶無の愛子さんに6千500万円で、悠仁親王殿下に微々たる額って納得出来ますか? 例えば愛子さんが清子様のように、伊勢神宮の臨時斎主を務められ将来は斎主確定でしょうし、皇族をは離れられてもなお国家のためにお働きなのと、愛子様はケースが異なるでしょう。降嫁なさるにせよ、おそらく清子様より莫大な金額がつけられるでしょうし。
2つ目の疑問は、「妻」の実家の祖父への供物は、天皇皇后両陛下と包摂せず、別立ててお出しなのです。
こちらのお供物には、別立ててお出しになり、神社へは天皇陛下の神饌料に含むこととする、その論拠はなんでしょうか。
3つ目。
こちらは、何でしょう。
宗像神社にはお出しになっています。
こちらには天皇陛下がいらしたわけではなく、皇太子単独で行かれたので、単独の神饌料になった?
宗像大社(福岡県宗像市)(2013年8月頃)
2013/7/4 皇太子、宗像大社参拝
以上は、単なる「疑問」であり、天皇陛下の神饌料に含まれているという説への、絶対的反論ではありません。
いずれ更に宮内庁に「セカンドオピニオン」を尋ねてみますが、今のところファーストオピニオンは「生活費としての内定費は、両陛下、東宮家それぞれに 予算が付けられているので、神饌料はお気持ちがあれば東宮として出せる」です。
ちなみに、この宗像神社では皇太子の「朝鮮半島との結び付きの強さを感じます」発言あり。時節柄皇室が口にしてはならぬこともあります・・・・。
皇太子殿下の神饌料が天皇陛下の神饌料に包摂されているかどうか、断定は控えますが、擁護派が最大に見落としているのは、神饌料の有無など
「なぜ」東宮がことさらあげつらわれるのか、ということです。問題はそこ。
内親王は中学に上がる歳になっても、御陵はおろか伊勢神宮にもお連れでないこと。
雅子妃殿下が宮中三殿すら避け、鳥居を忌避なさっていらっしゃることが如実なこと。
女性側の祭祀をいっさい避けていること。皇后陛下がお嘆きのように女性側の祭祀の
「お手振り(手順・仕草)」を覚える気が皆無、ということは将来もなさる気は全くないということです。皇后陛下は直接なさらない場合も、天皇陛下の厳しい祭祀を脇からお支えするのですが、当然祭祀の何たるかを知っていなければ出来ませんから、それも
将来サボタージュするということですね。
言われるには言われる理由があるのです。そここそが問題の基本なのです。神饌料の問題ではありません。