コンビニに行ったらレジの脇に日刊ゲンダイが平積みにされていて「安倍」「無能」という
見出しが大きくレイアウトされていて、会計をする客たちの視界にいやでも
入ります。テレビのネガティブキャンペーンに加えて、本当に街のあちこちで
安倍貶めがやられていると実感した１シーンでした。
日刊ゲンダイの該当記事を読んだわけではありませんが、この新聞の過去の卑怯で
下劣な記事を思えば貶めるための貶め記事であろうことは間違いないでしょう。
最近、「保守分断工作」という言葉をネット用語として見かけることがありますが
ネットでの安倍自民批判を総称しているようです。しかし日刊ゲンダイ並みの
貶め記事とまっとうな批判をごっちゃにするのは、稚拙に過ぎるし読めば分かると
思うのですね。
阿部内閣が始めた対韓国政策に対しての批判は、「今のところ」どちらかというと
日本の保守派よりは韓国人が嫌がるものではないか、という捉え方もできます。
「今のところ」韓国に都合のいい動きを見せているのですから。
特使に立てた額賀さんが韓国に対していかなる立ち位置にある人か、
民団の新年会で在日と韓国のために、いかなる挨拶をしたかは過去記事で触れました。
竹島や尖閣、靖国に対して今度安倍自民が当分どのように対して行くかも。
安倍内閣発足当時は、韓国と中国がこれほど嫌悪するのだから
いい内閣である、と断言する記事が出まわりました。
これもまた単純過ぎます。政権公約には過激なほどの外交姿勢、
防衛体制が述べられていて、それを読めば特亜が嫌がるのは当然で、
これをもってして安倍自民が真性保守の証であるという決めつけ、期待の仕方も
幼いでしょう。問題はそれら威勢のいいキャッチコピーが今後どれだけ
現実に具現化されるか、ということで、その結果特亜に毛嫌いされてから
言うべきことです。公約は単なる選挙用CMに終わることもある、と
いうことは経験則で私たちはとっくに知っていることです。
保守派分断工作説を唱える人たちは、安倍自民を支持する人たちの中から
安倍自民にはやばやと失望する層が出て支持者と非支持者とに分断され
参院選の結果に悪しき影響を与えると懸念してのことでしょう。
それはないです。
もともとネット内で保守を任じるほどの人たちはさほどぶれません。
その政治的軸足をもともと自民党に置いている人たちが多いのですから。
ネット内での安倍自民批判に揺らぐとすればそれは、もともと
浮動票層に属する人たちです。（ネット内の政治関心層の分布図は知りませんが、
保守がどちらかというと多くありませんか？ 在日や左翼のそれこそ、分かりやすい工作員がメインに跳梁しているわけでもないようです。政治ブログの上位はほとんどが
自民支持の保守ブログですね）
ネット内外含めて浮動票に属する人たちが票を自民党から他へ移行させるとしたら
ネット内での「分断工作」とやらが原因ではなく、安倍自民が何をやり、何をやらなかったかでの判断になるでしょう。ましてネット内の政治関心層よりネット外のそれのほうが圧倒多数で、
今回自民党を圧勝させたのも彼らの票が大半であって、ネット内支持者のそれが
大勢を左右したわけではありません。
ネット内で出される意見に対してはそれが安倍自民賛美であるか、批判であるかで
安易に敵味方、シンパか工作員かを区分けするのではなく、
述べられている意見が正当か、それが日本のためになるものかどうかを
判断のものさしに持って頂きたいと思うのです。
（今のところの）対韓国へのイージー外交まで賛美するのは、ひいきの引き倒しというものではないでしょうか。