日本大使館、靖国神社放火犯人・韓国引き渡し拒否・支那に配慮
靖国神社の門に放火したことを認めたものの、韓国ソウル高裁が
日本の引き渡し請求を拒否し、釈放された中国籍の劉強容疑者(38)が4日、
韓国から空路、上海入りした。
中国のインターネット上には劉容疑者を英雄視する意見が数多く
寄せられており、韓国側の今回の決定は中国国民の反日感情と
愛国心をあおる結果になった。
中国外務省の華春瑩報道官は同日の定例記者会見で、ソウル高裁の採決について
歓迎の意を表明。反日感情が再燃している国内世論をいさめることはなかった。
劉容疑者の今後の処遇には言及しなかったが、2010年に沖縄県・尖閣諸島沖で
漁船衝突事件を起こした中国人船長のケースと同様、中国政府は「中国外交の勝利」を国民に宣伝する材料として利用する心づもりとみられる。
中国の大手ポータルサイトの掲示板にはこの日、
「英雄の凱旋(がいせん)を歓迎する」
「このような英雄は五輪の金メダリストより尊敬される」
「暗闘は中国の完勝だ」
といった書き込みが数多く寄せられるなど、
中国人船長が帰国した際と同じような現象が起きている。
「放火は刑事犯罪だ。法によって裁かれるべきだ」
「事件の経緯を見て、中国人として恥ずかしくないのか?」といった意見に対しては、
「投稿者は日本人だ」「ゴミ」「ブタ」といった侮蔑が浴びせられた。
さらに今回は、「屈辱的な歴史を韓国も忘れられないことを証明した。
われわれは一致して敵愾(てきがい)心を持ち、日本人に歴史上の過ちを
認めさせ、軍国主義の台頭を抑えよう」と韓国に共闘を促す意見も少なくない。
中国の朝鮮半島専門家も国際情報紙、環球時報で
「中韓は歴史問題で共通認識を堅持し、協力を強めるべきだ」と主張した。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130105/chn13010500310000-n1.htm
・・・・ 転載ここまで
放火犯の処遇など、その事自体さして込み入った事案でもなし、
早々と決まっていたと思うのです。日本へ引き渡しなどしないことも
とっくに。
そして、最も日本に屈辱の打撃を与えるタイミングを見計らって
いたのではないですか?
安倍自民が親韓国の額賀さんを特使として韓国に派遣する、まさに
前日、それは日本を殴りつけるタイミングで行われました。特使派遣は安倍政権発足前から漏れていましたから、韓国にとっては
非常にプランニングのし安い状況であったでしょう。
額賀さんは、この屈辱に対して朴槿恵氏に抗議しなかったことを
「行政権を持っていないから」と理由を述べましたが、その行政権のない
朴槿恵氏は「歴史問題を直視せよ」と非常に明瞭に意のあるところを
宣言しているではありませんか。
歴史問題といえば、李明博氏が日本に因縁をつけて来た従軍慰安婦と不法上陸の竹島に決まっているでしょうに。
「行政権のない」朴槿恵氏が、李明博の言動を踏まえ引き継いで、日本に外交上の指図をして来た構図です。
それを額賀氏は「慰安婦問題も、竹島問題も話題には出なかった」とおっしゃる。
「歴史問題」という一言に、慰安婦も竹島も鋭く含まれているというのに。
「歴史問題を直視した上で日本とは協力関係を」という朴槿恵氏の言葉は容易に翻案可能でしょう。
「日本は、歴史を直視して慰安婦問題を認め謝罪と賠償をするように。独島は韓国領土だと認めるように」と、それが朴槿恵氏の言った「韓日友好」の中身であって、李明博氏と何ら変わりはありません。
よく考えていただきたいのですが・・・。中国へ渡された朝鮮系中国人放火犯は「祖母が慰安婦だった」と宣言しているのですよ?
全てはつながっているのです。慰安婦に対して抗議した、と言い張る犯人を韓国は、額賀特使が韓国に到着する直前に中国に引き渡した。
慰安婦をキーワードに、韓国が先制攻撃で繰り出してきた敵意を込めた鋭い外交カードでしょうに。
その悪意と侮蔑の潜んだ外交カードに気づかぬのか、気づかぬふりをしているのか、額賀氏はひたすら微笑を浮かべ「日韓友好」をオームのように繰り返し、安倍首相はといえば出先の地方で少数の新聞記者を相手に不快の念と共に「遺憾の意」を表明しただけ。国家としての抗議も大使レベルに向かってこれも「遺憾の意」の表明のみ。犯人を手助けしたと言われる在日と思しき女性はどうなったのでしょう。放火犯が燃やそうとしたのは実は靖国神社の正門にある「菊のご紋」であったと伝えられています。
関係が冷え込む中国と韓国との二正面作戦を避けるための軟弱外交であると説明されていますが、小中華と中華に手を組ませ、共同戦線を張られただけではないですか。
なぜ竹島にしろ、従軍慰安婦にしろ、真っ向から正攻法で戦おうとしないのでしょう。日本にやましい点は何もないではないですか。おどおどと上目遣いに相手の顔色をうかがい、猫なで声の情けない外交をいつまで続ける気なのでしょうか。
これで安倍氏がのほほんと大統領就任式に出席して、その数日後の竹島の日の政府主催式典は中止、靖国参拝も在任中はしない、おまけに新大統領を宮中の天皇陛下がお迎えする形に持って行くというのであれば「信者」とでも言いたいほどの安倍自民の神輿の担ぎ手たちも、さすがにかばいきれなくなるでしょう。
参院選を乗り切るための手段として経済最優先は解りますが、ものには限度というものがあるのではないでしょうか。ここまで日本国と日本国民の誇りを踏みにじらせる道を選びますか。そこまで卑屈にならねばならぬほど、日本は韓国より弱い立場にありますか? いいえ。
今後の展開を見ぬまま軽々に物言うのもはばかる部分はありますが、政権発足前からすでに、こと韓国に対しては白旗掲げたような情報が漏れてきて、そしてその情報通りにことが運んでいる現在、国民が厳しく声を上げないと稚拙な外交が続きかねません。
麻生さんのミャンマー訪問(小さくは朝鮮学校の教科書無償化しない宣言)など機敏で得点もありますが、こと対韓国外交は腑抜けにしか見えません。
対韓国外交は即、対中国外交です。
この流れでは、尖閣への公務員派遣もないのではないですか? こうして全てがなし崩しに従来の自民党伝統の弱腰外交に堕して欲しくはないのです。
なんのための3年間の雌伏であり、反省期間だったのでしょうか。
民主党の如き腐れ売国政権と引き比べて、非常にいい、安心だと言い続けているにも自ずとリミットがあります。
自民党内に巣食う売国要素に国民は目を光らせていなければ、日本は元の木阿弥です。急速な売国亡国政権の党から、従来のゆっくり行われる売国が再開されかねない。民主から政権を奪還した安心感をそろそろ緊張感に切り替えて、国民は厳しくありたい。政党を育て上げるのも腐らせるのも国民の意識レベルです。