選挙戦の最終日、最終回・・・・と、思ったら財布と傘を握り締め駅に向かい秋葉原行きの電車に飛び乗っていました。さんざんこき下ろしもするけれど、ここは安倍自民党に何としても勝ってもらわなければ、日本の今後の命運がかかっています。
民主、悪夢の3年3ヶ月の喪もじき明ける、ここは応援の末端に連ならねば、と雨上がりのアキバに降り立ち、土地鑑の薄いところとて迷い迷い、メイドカフェの女の子に
「ねぇAKIBA48のカフェってどこ?」
「こっち。ファンなの?」
「好きだけど違う、立会演説会。選挙権ある?」
「うふ。そう見える?」
「全然そう見えな〜い(うそP)」
「実は選挙権あるの〜。びっくりした?」
「えー、びっくりー!?(してないP)」
「うふー」
「道教えてくれてありがとう。明日は自民党に入れてね」
「いいよぉ」
・・・・ほんまかいな。メイドさんに教えてもらった道筋を辿ると「AKIBA48 Cafe」のネオンが点った店の前に立会演説用の車が止まっていて、報道の明かりが煌々、ビル越しに振り仰ぐ夜空にはこれも取材のヘリが複数旋回しています。
(画像は借り物です)http://www.nikkei.com/photo/news/article/?ng=DGXNASFS15012_V11C12A2MM8000 日本経済新聞元テレビ朝日アナウンサーの川松真一朗さんが出馬なさるとかで、先輩の丸川珠代さんの紹介で演説しているところでした。それにしても、なんという人、人、人。広場は押し合いへし合い立錐の余地もありません。そして夜目にもしるく日の丸の林立。
川松さんの次が東京一区から出る女性、お名前忘れました。実は好きでなくて。ポスターの写真と実物がものすごく別人だし、与謝野馨さんにお世話になったらしく目一杯何度も褒め称えて違和感。(与謝野さんも一区だったかも、昔)与謝野さん、自民党とたちあがれ二重の裏切り人ではなかったでしたっけ・・・・って応援に出かけたのにこういうこと書くから自民党支持者に時として叱られるんだけど。お話内容も貧弱。経歴をうかがえば華やかで、学歴好きの自民党らしいといえばそうなのだけど、だから時々とんでもないババを掴むのだけど・・・・。(と毒づいておきます。質本位で選ぶべし)
そうこうするうちに、真打ち登場。自民党元総理・麻生太郎さんと、総裁・安倍晋三さん。群衆から澎湃として「あそーっ、あそおっ」と声が上がります。「安倍総理っ!」と気の早い声も。
麻生さんは景気経済のお話がメインで、勘所に来ると歓声と拍手大きく夜空にこだませんばかり。
安倍さんは前半が景気経済、後半が主に対中国の防衛(実のところ、韓国について触れないのがいつものようにやはり微妙にひっかかる。ロシアのメドベージェフの北方領土上陸には触れたのに。朝鮮カルト教基盤公明党への配慮なのか?)
とまぁ応援に出掛けてまで、あれこれ内心批判の眼差しを向けるのはこれはもう性分というもの。票は入れる気満々で出掛けているのだから、お許しください。安倍さんの日教組を引き合いに出した教育論はよかったです。
選挙カーの頭上はホームでそれぞれの暮らしを乗せた電車が無表情に通り過ぎて行きます。ホームを歩く人の群れも無表情。麻生さんと安倍さんが登場して、やっと立ち止まる人たちがいました。麻生さん、安倍さんの順番での登壇でしたが、麻生さんのほうへの声援が熱かったようです。それが正直な反応かなあ?
普段はこういうブログを営んでいても、コメント欄でつながるだけで時として孤独であるけれど、自民支持の群衆にまぎれていると、志を一つにする者どうしの連帯感を感じます。
終了してから、群衆の中に麻生さん、安倍さんが握手に現れたようだけど、頭も見えやしません。それらが一段落してお二人が引き上げた後、一斉に起こったのが「売国奴!」「帰れ!」「ゴミ!」の声で、報道陣に向けられています。「朝日新聞! 朝鮮へ行けっ!」
「死ねっNHKっ!」
頭上でうるさく騒音をまき散らして旋回していたヘリもきっと朝日新聞のでしょう。
まあねえ、罵られても仕方がないマスコミの姿ではあります。おそらく今夜の日の丸の林立も切れっ端しか映さないのだろうし、あたかも吠えるごとき安倍自民への賛同のシュプレヒコールも無視されるのでしょう。
「日本人の魂を取り戻す!」 丸川珠代さんの言葉が耳に残っています。
12月15日 安倍晋三 自民党総裁 街頭演説会in秋葉原
12月15日 麻生太郎元首相 街頭演説会in秋葉原