外国特派員協会での石原慎太郎氏の談話です。口ぶりは激越ですが、しかし核の研究をすることじたいが抑止力になるというのはまっとうな論だと思います。石原氏が以下を言ったわけではないですが、同じく原発の知識とハンドリングのノウハウも核研究の範疇ではあり、そういう意味では抑止力であり、性急に手放すことは国防的な意味合いでもまずいです。(原発廃絶を最終目標にすること自体に反対はしていません。でも、現在の各反日団体に主導された拙速な反原発は拙速で危険です)
維新の党に呑み込まれた形で、先行きが不透明ではありますが石原節は健在ですね。橋下さんの存在はとりあえず置いておくとして、この方が野党にいらっしゃるというのは面白いではないか、という意見もあります。
早速、激しく叩く反対意見も出て、存在感は旧に復した感じです。
核保有の筋立てを=「抑止力になる」―石原維新代表【12衆院選】
2012年 11月 20日 19:42 JST日本維新の会の石原慎太郎代表は20日、都内の日本外国特派員協会で講演し、尖閣諸島をめぐり対立する中国への対応に関し「日本は核兵器(保有)に関するシミュレーションぐらいやったらよい。これが一つの抑止力になる」と表明した。外国人記者との質疑応答の中で発言した。
核保有の検討は石原氏の持論だが、先に非核三原則見直しの必要性に言及した維新の橋下徹代表代行(大阪市長)の発言と併せ、事実上の選挙戦が始まった衆院選で論議を呼びそうだ。中国などは「日本右傾化」の主張を強めるとみられる。
石原氏は「軍事的な抑止力を強く持たない限り外交の発言力はない。今の世界で核を保有しない国の発言力、外交力は圧倒的に弱い。北朝鮮は核を開発しているから存在感がある」と指摘。ただ「個人の考えだ」とも語り、維新の安全保障政策とは無関係であることを強調した。
[時事通信社]
軍事的抑止力ない限り、外交発言力はない 石原氏講演 2012.11.20 20:15日本維新の会の石原慎太郎代表は20日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、外交政策について「軍事的な抑止力を強く持たない限り外交の発言力はない」と指摘した。その上で「核兵器に関するシミュレーションぐらいはやったらいい。防衛費は増やさないといけない。防衛産業は裾野が広いので、日本の産業も、中小企業も助かる」と述べた。
中国については「日中が友好に進むことは両国にとって好ましい」としながらも「あのシナの覇権主義に侵され、日本が第二のチベットになることを絶対好まない。ノーというときはノーと言う」と強調。対中対策に関しては「米国との同盟は必要だが、領海が侵されつつあるフィリピンやベトナムと同盟のようなものを組むことが、積極的で強い、したたかな外交だ」と述べ、中国周辺諸国との連携を重視していくべきだと訴えた。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)については「賛成だが、何もかも自由化するのには反対だ」と語った。
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こちらは過去の動画ですが、石原慎太郎氏の面目躍如の談話です。徴兵制まで含んで相変わらず過激ですが、ある種なつかしいというか・・・。
「日本は核を持て、徴兵制やれば良い」石原都知事(11/06/20)
核兵器なくても抑止力は持てる/石原慎太郎東京都知事講演