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Channel: BBの覚醒記録。無知から来る親中親韓から離脱、日本人としての目覚めの記録。
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英国王室と日本皇室 ~皇后陛下をめぐる論考~

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イタリアの貴族とご懇意で、また王室に詳しい読者さまの主に皇后陛下‥‥‥‥・筆者いわく「千代田の女帝」への、考察です。皇后の実態に気づく国民が一人また一人と増え、糾弾ブログも日々増殖しつつありますが、こういうアカデミックなアプローチで考察が出来る方は稀だと思います。
ご一読ください。BBの日頃の気楽な記事と違って、やや腰を入れないと読めないかもしれませんが、必ず何かを得ると思います。

またこうした考察が出ることが、皇后側には脅威でしょう。宮内庁の皆様もお読みになっていらっしゃると思いますが、こちらはとりわけご精読を願います。

読者の便を考えて、見出しをつけ行間を開けたこと、一部色文字にしたこと画像を添えたこと以外は原文ママです

                        Badge of the House of Windsor.svg   

 

1 英国王室が忌避する貴賎結婚の美智子さま

先ず、本コメントを、陛下(昭和天皇)のご名代として、欧米23カ国の外遊に関しての高松宮妃殿下の対談でのお言葉から始めたいと思います。

                高松宮妃殿下

 


 高松宮妃殿下:「それから、あれはケンジントン・パレスだったかしら、のちのジョージ6世の妃殿下のところへ、駐英大使夫人の松平信子さん(秩父宮勢津子妃殿下ご母堂)につき添ってもらって表敬訪問に参りました時、4つばかりの可愛い女の子が出てきて、私にカーテシーをして、上手な丁寧なご挨拶をなさるんです。その小さなプリンセスが『ジローちゃんどうしていらっしゃいますか』と信子さんへおっしゃるの。つまり、秩父宮妃殿下の弟さんにあたる松平家の男の子をご存じだったんです。元気ですと伝えますと、『たまにはお遊びにいらっしゃいませ』とのお言葉で、これは物凄いしつけ教育をあそばしているなと、驚嘆しました。4歳の子に、ふつうあそこまではまだ教えないのではないでしょうか。偉いなと思ったその4歳の子が、誰あろう、いまのエリザベス女王陛下です。」(注1)

上記の高松宮妃殿下のお言葉から、秩父宮勢津子妃殿下のご両親である松平恒雄駐英大使のご家族と、後にジョージ6世となるアルバート殿下(ヨーク公爵)のご家族の親密なご関係が覗えます。

 

                        

 

             ドキュメント版

 

                      アルバート殿下(ヨーク公爵)


 アルバート殿下(ヨーク公爵)は、映画「王様のスピーチ」に描かれている様に、長期にわたって大きな悩みとなる吃音症を患い、スピーチを伴う公的活動に問題があり、兄の王太子エドワードが即位し、お子様ができれば王位継承権が遠くなる王族でした。兄の王太子エドワードも「炎のランナー」で描かれているように、言動に問題があり、国王ジョージ5世は心を痛めていたと伝えられています。

1936年に王太子エドワードがエドワード8世として即位しますが、離婚歴のあるシンプソン夫人との結婚を決意して退位し、アルバート殿下(ヨーク公爵)がジョージ6世として即位されます。その即位式に、昭和天皇ご名代として、秩父宮両殿下が参列され、欧州王族、各国元首の先頭を歩き教会に入ると云う破格の栄誉を受けられました。此は、日英同盟破棄後の英国の日本帝国へ対するメッセージでもあります。(注2)

                       秩父宮両殿下

 即位前の、謂わば不遇時代のアルバート殿下(ヨーク公爵)とエリザベス公爵夫人(後の皇太后)と、松平恒雄駐英大使と信子様の強い繋がりから、次の英国外交文書の内容は、現千代田の女帝をネガティブな態度にさせるのに十分であったかと考えます。

          

 「問題は、皇太子と裕福な実業家の娘の結婚が、皇室の長期的な地位向上に貢献するかと云う点である。(中略)平民を妃に選んだ事は、民主的とは云え、神格性に打撃を与えるとする者もいる。(中略)また、(妃決定で)無視された旧皇族、華族も憤慨している」(注3)
 エリザベス皇太后とエリザベス女王は、当然、松平信子様が千代田の女帝入内に関し無視され、反対されていたことをご承知です。

 

    松平信子さま。娘に秩父宮妃勢津子。

 小生でも、永年の信頼の置ける友人が、「あの方とはつきあわぬ方が良い」と云われたら、短い人生故、そのアドバイスに従う様にしてきました。

 エリザベス皇太后とエリザベス女王は、現千代田の女帝とその王配殿下ご成婚以降、そのことを実践されてきております。

注1:中央公論社 高松宮妃喜久子殿下著 「菊と葵のものがたり」p. 29
注2:新潮文庫 徳本栄一郎著 「英国機密ファイルの昭和天皇」pp. 88-89
注3:新潮文庫 徳本栄一郎著 「英国機密ファイルの昭和天皇」(1959年4月23日付け 英国外務省報告)pp. 270-271

ーー続く


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