安倍総理を護れ、などというと、お前はどっちなんだと、言われそうですが。
是々非々はブログ開設当初からの基本姿勢、よいことはよい、悪いことは悪いと
言います。当たり前だと思うのですが。
悪夢の民主党政権から自民党が政権を奪還する寸前の、盲目的な安倍信者が跋扈していた時などは、拙ブログは一部で目の敵にされていたようですが、別に・・・。
肯定すべきは肯定し、否定すべきは否定したということに過ぎません。
その上で、総理としての基本形は肯定します、支持しますとも言い続けて
現在に至ります。
安倍総理は、King of Kingsではありませんが、Best of Bestsではなく・・・・変な言葉ですが、要するに絶対神的救い主と崇めるほどのお方ではない、けれどもこの現実の状況の中ではベストのお方だということは、終始言い続けていることです。
いずれ日本の体制が根底から変わった時に出現する(かもしれない)最良に近い
総理までの「つなぎ」として、とても大事な人で、今失っては日本が危険です。
つなぎと言うとおろそかにしているようですが、そうではありません。
日本の分かれ道、存続か滅亡か、その存続側に立つ人という意味では最重要な
人でしょう。
盲目的讃仰と共に、全否定も愚かしいことです。自らの完璧な理想形をメジャーに
あれが違う、これが異なるからペケというのは余りにも幼い批判です。
全否定するなら、代案を示しなさい、ということです。どの党で、誰ですか。
ただし理想ではなく、現実に成立し得る構図で提示してください。
この現実の中で誰をどう具体的に立てて日本の政治が良くなるのか、「現実に即して」提示出来ないのなら、安易な完全否定は幼稚で無責任です。
第一次安倍内閣の業績はそんなに悪いものではありません。ベストではありませんが、この現実の中ではよくやっていただいたほうだと思います。
安倍総理は、売国政党である野党、内に抱え込んだシロアリ議員、カルト党、
そしてそれより大きい抵抗勢力であるアメリカと熾烈な戦いを繰り広げながら
妥協に継ぐ妥協を強いられながらの戦いですから、時に不甲斐なく
時に売国的にも見えます。
ですから、その妥協の部分を批判するのは、むしろ安倍総理への援護射撃に
なることだってあるのです。総理が総理としてアメリカに反抗出来なくても、
国民はアメリカの恫喝からは自由です。
都知事に舛添要一という最悪の男を擁立したのも、TPP参加さえ
ひょっとしたら、アメリカからの恫喝に対して、安倍さんの最大の妥協の産物かもしれません。
たとえば、であって上記をそうだ、と断定するわけではありません。
しかしながらTPPへの取り組みなど見ていると、アメリカからの圧力に抗しきれず受け入れはしたが、執拗なまでに土壇場で踏みとどまっていると見えなくもなく。
オバマ大統領も、あてが外れ、安倍晋三という男には頭に来ているかと思われます。
妥協と歩み寄りの連続の中で、しかし安倍さんが頑として守り抜いている基本姿勢が
「戦後レジームからの脱却」であり、この基本姿勢には誠実であると見ています。
あのアメリカの圧倒的圧力を跳ね除けて、靖国参拝を果たしただけでも
大したもので、一度挫折して蘇った人の胆力を感じます。
靖国参拝をアメリカが嫌がるのは、韓国中国との緊張を避けたいためもありますが、
靖国肯定は日本の愛国心の覚醒でもあり、永遠の従属国として日本を使役したい
アメリカの望むところではないからです。
そして、これが何より重要ですが・・・・
過去の歴代内閣の総理たちは、アメリカに事前に「根回し」という形で防衛に関する
ことすら、国民より先にアメリカの反応を伺っていましたが、安倍さんは
きっぱりこれを止めました。一事が万事で、財務省や経産省までもが
アメリカの顔色をうかがいながらの政策であり、国会への法案提出でした。
これを安倍総理は断ち切ろうと苦戦しています。
安倍総理が次々に打ち出している方針。筆頭が自主憲法制定と国防軍創設。
「国家安全保障会議」の新設。「国家安全保障戦略」の策定。防衛大綱の改定。防衛費の増額。集団的自衛権。非核三原則の見直し。村山・河野談話の検証。
息もつかぬさまで、従来の総理が成し得なかったことをやろうとしています。
今この、いまだ宗主国アメリカの圧政から脱しきれないでいる情けない
日本の状況の中で悪戦苦闘してくれる総理という意味では、この方が
ベストだと言っていいと思います。(思想的に他にベストの人物はいます、それはわかっています。
しかし政治はこの上ない現実です、濁流です。実際に総理の器を備え、妥協に継ぐ妥協と奸計の荒波をくぐり抜け総理で、今在り続ける事のできる人の中では、ベストではないかという意味です)
戦後レジームからの脱却には3要素をクリアする必要があります。
1 自主憲法の制定
2 国防軍の創設
3 東京裁判価値観の否定
この3要素を成就するということは、言葉を変えればすなわち「アメリカの占領遺制からの脱却」です。
GHQの占領統治に始まる対米従属構造からの脱却であり、対米自立です。
その上で安保体制の見直し。安保は日本が憲法改正するまでは、必要なので極端な
反米は禁物ですがしかし、尖閣をアメリカは守る気がないと公言するアメリカ要人もいて、このことは日本の軍事専門家の人たちも早くから指摘して来ていることです。
更にアメリカの国力低下で、アメリカは今後日本の国防予算に匹敵するだけの金額を
年々、削減していかざるを得ないわけですから、永遠に米国の核の傘の下にいるわけにもいかないのです。しかるに、アメリカは過去の威光を嵩に、いまだ日本を属国扱いして来ます。
核の傘と言っても、具体的にじゃあ何かと言われれば何もありません。
日本を守るために米国が核を使ってくれるかといえばそんな保障はないので、
実態なきイメージ防波堤のごときものでしかありません。
それにしては、そのイメージ使用料金は馬鹿高い。日本が憲法を改正し、
国防軍と核を持てば、要らない出費です。
屈服し続けては、日本は永遠の属国です。対韓国中国問題も、源はアメリカです。
たとえば東京裁判という日本をただ悪人としてでっち上げたい一心の裁判で
「南京大虐殺」をぶち上げたのは中国でもなく、韓国でもなくアメリカ、キーナン主席検察官をはじめとした、国際検事団であったという事実を、日本国民は知らねばなりません。
中国、韓国、アメリカそして世界に根気よく発信し続けねばなりません。
かといって、早急な反米を勧めるわけではありません。
日米の分断を図る中国をそんなことで資するのも愚かしいことですから、事は賢明に慎重に段階的に進められなければなりません。
従軍慰安婦を女性の人権問題にすり替えて日本を貶めているのが、他ならぬ知日派の
ケビン・メアであるという現実も見据えましょう。アメリカは確信犯です。
従軍慰安婦に強制性があったかどうか、彼らは関心がありません。
自らの巨大な戦争犯罪を糊塗するために、日本に不名誉な濡れ衣を着せることなど、
なんでもありません。
東京裁判で日本の正当性を主張したパール判事の如き正義感はアメリカのものではありません。ただそれでも、個々正義感の持ち主がいること、それを発言できる事、この点に関しては、中国韓国よりもフェアで秀でています。
いずれにしても、親米保守派の時代は終わりました。
そこに固執していては国を滅ぼします。
安倍総理の姿勢肯定論を語れば、おそらくこの数十倍の文字数が要ります。
それはおいおいに。そして批判すべきは厳しく批判すること、これまでの
姿勢通りです。
もっとも拙ブログもいつ唐突に止めるかもしれませんが、どうしても看過できぬことが
出来(しゅったい)すれば、また書くのかもしれないです。明日のことは解りません。
末尾に・・・・何度も繰り返していることですが、必然性のない非公開コメントは
止めてくださいね。読者が今のところ日に1万オーバー、週に10万人の
読者を相手にしているブログに来て、非公開扱いにして
個人的ご意見を披瀝されても困るのです。こちらからしてみれば、
たくさんある非公開コメ(必然性のあるのは一向に構いません)の中の一つを
一方的に「読まされ」反論する自由もないのです。
書くほうは自分のご高説を披瀝して満足かもしれませんが、
こちらは否応なく読ませられ、反論する自由すらない。
止めてくださいね。単なる意見披瀝を非公開扱いにするのは。
特定の誰かと、密室で交流する趣味がありません。むしろ気色悪く思う
性格です。
特殊に秘密を要するコメントであるとか、書き込み主の特定を避けるためにとか、
そういう非公開は歓迎ですが、それ以外は本当に止めてくださいね。
勝手に電話をかけて来て人の時間を奪い、その上自分が言いたいことだけ言って
ガチャ切りされる身になってください。
「うざい」のです。ほとほとうんざりしていて、何度となくお願いしています。
ご自分の意見に確信があるなら、堂々と公開して皆さんの視線にさらしましょうよ。
必然性のない非公開指定コメントは迷惑です。